昨年の勝ち馬
ディサイファが虎視たんたんと連覇を狙う。前走の
中日新聞杯で2度目の重賞制覇。GIIでも善戦を繰り返し、着実に力をつけている。「以前は弱いところがあり、ケイコも加減しながらやっていたが、今は充実していて気持ちが走る方へ向いている。今回も条件はいいので期待している」と小島勝助手の手応えも十分。1週前には美浦Pで5F66秒1-11秒7(一杯)をマーク。追いだされるとスパッと切れて、パートナーに先着。攻め気配は申し分なく、休み明けでも万全の態勢で出走できる。
ここ2走はダートに矛先を向けた
サンレイレーザーだったが、(9)(10)着と結果はひと息。「ダートはもうひとつだったので芝に戻します。距離的にも、今なら千八ぐらいが合っているように思う」と高橋忠師。栗東坂路の1週前追い切りでは、4F52秒7-12秒9(一杯)と及第点の時計をマークしたものの、追われてからの反応はひと息で状態は平行線といったところ。「この馬なりに良くはなっているけど、好調時に比べて馬体の張りなどが物足りない感じがして…」。陣営のトーンは決して高くないが、昨秋の
毎日王冠では強豪を相手に2着と奮闘。スムーズな競馬ができるようなら、一発あってもおかしくない。
提供:デイリースポーツ