格の違いを見せつける。昨年の
高松宮記念の覇者
コパノリチャードにとって、最大目標はあくまでもGIの
スプリンターズS(10月4日・中山、芝1200m)。ただ、今回の一戦を使ったあとは
キーンランドC(8月30日・札幌、芝1200m)を予定しており、陣営はサ
マースプリントシリーズの制圧も狙っている。
昨年の函館ス
プリントSはトモの状態が良くなかったため回避。だが今年は、ここまで順調にきている。「体調がいい。今回、勝ち負けになればポイントが入るから、何とかしたいね」と宮師は、1着馬に与えられる10ポイントを勘定に入れている。
連覇こそ達成できなかったが、前走の
高松宮記念は5着を確保。「上位3頭には離されたが、外枠で外を回らされた割にはよく頑張っていた」と師も内容には悲観していない。この中間は栗東でしっかりと乗り込み、3日の坂路で4F52秒6-13秒0(一杯)。10日にも同4F60秒1-14秒1(馬なり)を記録しており、乗り込み量は十分。翌11日に函館へ出発して、最終追い切りは18日を予定している。
鞍上は引き続き
武豊が務める。「馬力があるので洋芝は合っている気がする。去年の
高松宮記念のあとは勝ち星から遠ざかっているし、何とかしたい」と名手はうなずいた。北海道でGI馬のスピードを見せつけ、1年3カ月ぶりのVを決める。
提供:デイリースポーツ