ユニコーンS(GIII・ダ1600m)に向けてウッドチップコースで最終追い切りを行った
ゴールデンバローズ(牡3・美浦・
堀宣行)について、橋本篤典調教助手に取材した。
「前走のドバイのUAEダービー(GII・3着)は、道中少し引っ掛かったような感じで終いも甘くなりましたが、それでも何とか踏ん張ってくれました。勝ち馬があれだけ強かったので仕方ない部分もありますし、レースを使い込みながらの海外遠征でハードスケジュールの中で頑張ってくれたと思います。着地検疫が終わってから5月23日に帰厩して、順調に時計を出しています。先週までで十分できているという感じでしたので、今週(6/18)はサラッとやりました。暑い時期になり調教自体はそれほど強くできませんので、今週くらいやれていれば十分でしょう。
昨日(6/17)の時点で馬体重は528キロありました。暑い時期の輸送が初めてなので実際どのくらい減るかはわからないですが、昨日の馬体重から10キロ少しくらい減って、2走前の
ヒヤシンスS(OP・1着)時の508キロからプラス6〜8キロくらいで出走させられるのではないかと考えています。もう少し増えてほしいというのはありますけどね。
ヒヤシンスSと3走前の500万(1着)の競馬で少し出負けして良い位置が取れなかったので、UAEダービーに向けてゲートの練習をずっとやりました。それもあって
テンションが上がってしまって、レースでは引っ掛かったのではないかと思います。今回の中間はゲートの練習はしていませんし、中の駐立自体は大人しい馬なので、もし出負けをしても中団くらいで競馬をして長い直線を生かせれば問題ないと思っています。良い競馬をしてほしいですね」
2013年11月10日の
武蔵野S(GIII・7着)以来、戦列を離れている
イジゲン(牡6・美浦・
堀宣行)は、先週ゲート試験に合格したが、復帰戦については今のところ未定。
リアルインパクト(牡7・美浦・
堀宣行)の半弟で、6月14日の3歳以上500万下で勝利し、デビューして2連勝となった
レアリスタ(牡3・美浦・
堀宣行)は、6月18日現在、放牧に出ずに在厩しているが、次走についてはまだ決まっていない。(取材・写真:佐々木祥恵)