重賞初制覇を狙う
サドンストームが、尾張の電撃戦で自慢の快速を見せつける。ここまで重賞では3度の2着があるが、いまだに“無冠”。一昨年のこのレースでも3着に敗れている。ただ、主戦の国分優は「(前走の)
高松宮記念4着で能力は証明されている。僕がうまく乗れさえすれば」と意欲的だ。
先日の函館ス
プリントSでは、全弟の
ティーハーフが先に重賞初Vを達成。その手綱も取った鞍上は「序盤は出してもついていけず、馬に“焦るな”と言われた感じがしました。本当に馬に諭された気分でしたね」と振り返る。弟に学んだ、落ち着いてパートナーを信じて乗ることの大切さを胸に、今度は兄をVへと導くつもりだ。
栗東坂路で4F52秒3-38秒2-12秒0をマークした1週前追い切りにも騎乗した主戦は「走りが柔らかい。反応もいい。年を重ねるごとに若返ってきた感じ。走り方も器用になってきた」と好感触。西浦師も「前走後はここを目標にしてきたし、中京も合う」と力強い。絶好調の国分優&西浦師のコンビが、兄弟でサ
マースプリントシリーズを席巻する。
提供:デイリースポーツ