真っ白な馬体の2歳馬が函館競馬場に姿を現した。母は08年
関東オークス、09年
クイーン賞、10年
TCK女王盃を制し、史上初の白毛馬による重賞制覇を達成した
ユキチャン。その2番子
シロインジャー(牝2歳、父
ハービンジャー、栗東・吉田)が7日、初めて馬場入りを行った。角馬場で軽めに乗られ、村井助手は「大きなフットワークをするし
パワーもある。いい感じ」と感触を伝える。牧場の計測では540キロ。牝馬とは思えない迫力のある馬体が目立つ。
デビュー戦は未定ながら、順調なら札幌開催を予定。一族は砂の舞台での奮闘が目立つが「ダートはもちろん、芝でも走れそうな感じはある」と、万能タイプへの飛躍を描く。「毛色だけでなく、いい結果を出して注目されたいね」。白毛の母子重賞制覇へ、夢を大きく膨らませていきたい。
提供:デイリースポーツ