日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
上がりタイムはメンバー最速の“32秒7”欧州のGI馬が3頭も参戦した今年の「ジャパンC」。伏兵が行くにしても、近年、時おり生じるスローな流れになることが推測された。しかし、本来の形...
若手騎手の活躍に広がる未来単勝4番人気のソウルラッシュ(父ルーラーシップ)が、GIマイルCS三度目の挑戦(22年4着、23年2着、24年1着)で念願の頂点に立った。三度目の挑戦で勝...
C.デムーロ騎手のエスコートで完勝3歳時に秋華賞快勝のあと、再三の馬体調整の放牧と、4歳春からは脚部不安の10カ月半に及ぶ長期休養をはさみながら、6連敗もしていた5歳スタニングロー...
8歳馬のレース制覇は39年ぶり2500mのレース全体の流れの前後半は「1分11秒5-(5秒8)-1分11秒7」=2分29秒0。長距離戦ではめったに出現しない、少しもバランスを失わな...
上がり3ハロンはハイレベルのスプリンター並みにわかには信じがたい爆発力で、5歳ドウデュース(父ハーツクライ)が東京2000mの天皇賞(秋)を差し切った。予測されたように前半はスロー...
展開向かずのダノンデサイルも今後に期待またまたC.ルメール騎手の絶妙な騎乗が決まった。秋の中央開催が始まって7週間。チェルヴィニアのGI秋華賞、そしてアーバンシック(父スワーヴリチ...
オークスからの直行馬が最近7年間に6勝伏兵セキトバイーストが飛ばして先導したレース全体の前後半1000mは、「57秒1-60秒0」=1分57秒1。極端な前傾バランスになった。ただし...
勝負の明暗を分けたのは仕掛けるタイミング3歳牡馬シックスペンス(父キズナ)が、1着から10着まで0秒5差のまるでハンデ戦のような大接戦を切り抜けてGII毎日王冠を制した。最近6年間...
ドゥラメンテ産駒の可能性を広げた1番人気だった春のGI高松宮記念で10着だった(レース後に骨折が判明)4歳牡馬ルガル(父ドゥラメンテ)が、半年ぶりの一戦で鮮やかに復活した。3歳牝馬...
心身の成長を示した鮮やかな逃げ切り勝ちを決めたメイショウタバルは、春の「皐月賞17着→日本ダービー(出走取り消し)」。2着ジューンテイクは「日本ダービー10着」。3着したショウナン...
確かな成長を感じた一戦例年より出走馬全体のレベルにちょっと疑問があり、今年は出走馬14頭のうち11頭までが2勝クラス以下の組み合わせ。結果もそれを反映するように、「皐月賞、日本ダー...
世界相手への挑戦に期待前日7日の「紫苑S」芝2000mで従来の記録が0秒5も更新される1分56秒6のコースレコードが飛び出し、8日は2歳の新馬芝1600mで「1分32秒8」の2歳コ...
鞍上のペース判断が勝利に導く良馬場に恵まれ、果敢に行くはずの4歳牝馬アリスヴェリテ(父キズナ)のいる今年は速いペースが予測された。だが、レース直前の人気馬ライトバック(父キズナ)の...
スムーズさ欠いたナムラクレアの巻き返しにも期待5歳牡馬サトノレーヴ(父ロードカナロア)が、6月の「函館スプリントS」に続き北海道シリーズのスプリント重賞2連勝を達成した。洋芝札幌の...
プログノーシスの巻き返しに期待今年は6歳馬がGIIになって以降、断然最多の7頭も出走し、出走馬(実質11頭)の過半数を占める組み合わせだった。上位5着までのうち4頭が6歳馬だった。...
展開が向かず敗れた馬も巻き返しに期待快速マイル重賞の「関屋記念」は最後の直線が659mもあるので、流れが落ち着くケースが非常に多い。外回りなので、4コーナーからは直線1000mのコ...
今後の成長にさらなる期待新体系となったダート三冠最終戦のジャパンダートクラシック(10月2日・大井2000m)への優先出走権を獲得したのは、断然の1番人気に支持された2勝馬ミッキー...
2着ボンドガールも成長を見せた2000年から3歳馬以上の夏の牝馬重賞となって、好走馬の中に2000年トゥザヴィクトリー(のちにドバイワールドC2着)、2003年ファインモーション(...
最大の勝因は陣営の勝利への姿勢近年では、2021年、2022年と同じように「中京記念(ハンデ戦)」は小倉の1800mにコースと距離を変更して行われた。ただ、その2年と大きく異なった...
秋には大舞台を目標に前日の「函館2歳S」を史上初めて北海道以外でデビューした2歳牡馬サトノカルナバル(父キタサンブラック)が快勝した。日曜日には2005年のエリモハリアー(父ジェネ...
1〜20/1,200件