重賞ウイナーからファンに愛されたあの馬まで、競馬から退いた後の知られざるエピソードをご紹介。
佐々木祥恵
◆臆病な性格はずっと変わらず今年に入って、かつて競馬ファンを魅了した名馬たちの訃報が相次いでいる。1990年代に活躍したアメリカ生まれの名スプリンター、エイシンワシントン(享年23...
(先週のつづき)◆ヤンチャなパルサー、脱走して見つかった場所は…コバン牧場.eの江見洋一さんが最初に引き取ったサラブレッド、それが宝塚記念を勝ったスズカコバンだった。種牡馬を引退し...
◆父譲りの美形、トウカイパルサーラベンダー畑は紫に染まり、色とりどりの花が咲き乱れている。白い雲と青い空。北の大地に輝きが増す7月半ば、2002年の愛知杯(GIII)の勝ち馬・トウ...
◆谷中公一調教助手との再会競走馬が競走馬ではなくなる時、「乗馬」という名目で登録を抹消されても、その後の馬生は決して保障されないという厳しい現実がある。それでも、自分が応援したあの...
◆テレビの競馬中継をきかっけに埼玉県日高市の「つばさ乗馬苑」に、競走馬としては無名だった1頭の黒鹿毛が余生を過ごしている。オーナーから美味しい人参をもらって顔をほころばせ、時折、人...
◆運命を決めた牧場スタッフの一言馬の運命は、人間のさじ加減ひとつで決まる…馬の近くに長らく身を置いて仕事をしていると、そう思わずにはいられない場面にしばしば遭遇する。5月21日に亡...
◆史上初!芦毛&茨城県産のダービー馬1989年に行われた第56回日本ダービーは、初物づくしであった。昭和から年号が変わって、平成元年の開催。そして力強く先頭でゴール板を駆け抜けたウ...
【お知らせ】ミヤギロドリゴは、本コラムを公開した翌日の5/21(水)朝、疝痛のため急死しました。詳細は、5/26(月)にニュースで配信いたしました。→こちらから◆名伯楽・保田隆芳師...
◆「僕におやつをいっぱいちょ〜だい」1992年3月6日にアイルランドで生を受け、日本で競走馬として走り、今は穏やかな日々を過ごす1頭の名馬がいる。4歳(旧馬齢表記)時にラジオたんぱ...
◆馬が好きなオーナーの元へヤマニンアクロのいた香川県から車を走らせ、徳島県を通過し、大鳴門橋を渡って淡路島に向かった。海を渡っている感覚がほとんどないまま、淡路島へと上陸する。目的...
◆GI馬ダイタクヤマトとも共に過ごしテイエムオペラオー、アドマイヤベガ、ナリタトップロードの3強が活躍した1999年のクラシック戦線。その年の共同通信杯(GIII)で、10番人気な...
◆ツンデレブロッケンこれぞ“ザ・サラブレッド”という黒光した美しい馬体を持つサクセスブロッケン(セン9)。東京競馬場の誘導馬となってからもその美しさは衰えを知らず、ブロッケンの姿を...
◆東京競馬場で暮らし始めたネコパンチ昨年11月20日にターフに別れを告げ、12月12日に誘導馬を目指して新天地・東京競馬場に移動をしたネコパンチ(セン8)。同競馬場の看板誘導馬サク...
◆約6年の誘導馬生活ピンクのバンテージと白いシャドーロールが、漆黒の馬体に映えていたユキノサンロイヤル。2000年1月にデビューして、2007年7月のラストランまでの約7年半の間、...
2004年3月25日にアメリカで生まれた1頭のサラブレッドが、日本にやって来た。父Rahy、母ローザロバータという血統のその馬には、フライングアップル〜空飛ぶリンゴ〜という、印象的...
◆ターフを沸かせた個性派、余生は鹿児島でナイスネイチャのように主役にはなれなくても、応援したくなる馬、人々の心に残る馬がいる。1月31日、一頭の名脇役が天国に旅立った。その馬の名は...
◆中山グランドジャンプを制した名ジャンパー2月1日、土曜日。朝は冷え込んでいたが、八王子乗馬倶楽部に到着したお昼頃には、ポカポカ陽気になっていた。一歩倶楽部内に足を踏み入れると、た...
◆最後の力を振り絞って愛情を注いだ2001年のローズS(GII)、2002年の阪神牝馬S(GII)など重賞4勝を挙げ、2002年度の最優秀4歳以上牝馬に選出されたダイヤモンドビコー...
美浦トレーニングセンターからほど近い場所に、乗馬クラブ「ホースライディングスクウェアエボルブルス」がある。田畑に囲まれ、のどかな雰囲気が漂っているその場所に、1997年のシリウスS...
2009年の中山グランドジャンプ(J.GI)他、京都ジャンプS(J.GIII)、東京ハイジャンプ、京都ハイジャンプ(いずれもJ.GII)に優勝した名ジャンパー・スプリングゲント(牡...
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