日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
クラシックがぐんと近づく中央競馬は、日増しに話題が広がっていきます。そろそろ、自分なりの予測を立ててみるときですが、春の4つのクラシックレースの中でも、やはりダービー馬をみつけるこ...
名馬メモリアルレースに登場したサクラスターオー。皐月賞を勝ちながら、両前繋靭帯炎という競走馬にとっての不治の病にかかるという不幸に見舞われ、そこから立ち直って、いきなり出走した菊花...
短期免許で来日する外国人騎手の存在は、今は大いに気になるところです。常時5人はレースに乗っていて、随所で光るプレイを見せています。去年は9名が騎乗し、930レースで手綱を取りました...
四半世紀という時は、怪物タケシバオーをも忘れさせてしまうものかと、時折、思います。それは仕方ないにしろ、何等かのかたちで、その強さを伝えるものはないのかと、やはり、この思いは消せま...
今は馬場管理が格段に良くなり、極端にコースコンディションが悪化することが少なくなりました。走る馬たちにとってはいいことなのかどうか、スピード重視という点では、厳しい状況ともいえるの...
ふと頭に浮かぶことがあります、いつも。競馬は勝負の世界ですから、「全勝」「不敗」の成績ほど素晴らしいことはありません。日本でも不敗の名馬がいて、その代表的ダービー馬としてトキノミノ...
JRA創立50周年事業の中で特に意味深いのが、中央競馬の発展に貢献のあった調教師と騎手計10名の方々の功績を称え、顕彰者として後世に伝えることです。顕彰馬制度がスタートした時、人の...
厳寒の中、特に注目されるのが、春のクラシック戦線をにらむ3歳馬。例年、手応えをつかんでいるものは、この時期は無理をしないので、一歩引いて見ていればいいのですが、だからと言って、これ...
変則日程が終了し、やっと通常に戻れます。土曜、日曜を節目に動く仕事で、まるでレースに出走する馬のローテーションを踏んでいるような気分です。そのリズムが異なることは、体調や意識にも変...
2003年度のJRA賞各部門別受賞馬が決まりました。記者287名による投票で、今年はすんなり選ばれ、問題になることはなかったようです。これで、もしシンボリクリスエスが有馬記念に勝た...
競馬番組を充実させるための工夫として様々な手直しが行われています。その根底にあるのが、若い馬たちの出走機会を確保する策です。2歳から3歳にかけて早い時期に勝ち馬を出すことで、春のク...
この一年の締めくくり、2歳牡牝のチャンピオン戦が終了しました。それぞれ一番人気馬が敗退し、この先のクラシック戦線の見通しは立たず、その行方は、混沌としてきそうです。普通、2歳のチャ...
ヤマニンシュクルは期待の一頭であったとはいえ、逃げたヤマニンアルシオンが残るというあの結果には、いささか物足りなさを覚えました。スピード化の進んだ今の競馬は、多くのレースが、前半、...
師走競馬、この1年の総決算の残り8日間に注目すべき事柄が集中します。馬のこと騎手のこと、様々ある中で、やはりJRA賞の行方でしょうね。中でも、ここ3年該当者のいなかった最優秀新人騎...
信頼の手綱、これはファンの立場にとって、とても大切なこと。そしてまた一方では、競走馬を所有するオーナーにとっても。ある意味では、この両方の立場には共通点があります。そこで、それぞれ...
外国馬が毎週出走し、国際色を濃くしていくチャンピオンシリーズ。エリザベス女王杯に続いてマイルCSにも外国馬の姿が見られます。ジャパンCを見据えてエリザベス女王杯に出走したアナマリー...
短、中、長と距離別のレース体系に沿って競馬は行われ、それによって認識するものは深くなりました。そうした中、スピードを重視する考え方が強くなり、馬の力を比較する尺度にタイムを取り入れ...
この秋の競馬のすじ道が、一本はっきりしました。シンボリクリスエスの天皇賞の勝利は、それだけ大きなものがありました。ジャパンCから有馬記念と、年内の残る2戦がクリスエスの現役最後のレ...
中央のクラシックを初めて手中にした安藤勝己騎手の、胸中の感激を抑えたインタビューが印象に残りました。3000mという未知の領域を戦った菊花賞。ザッツザプレンティの手綱がめぐってきた...
秋華賞を見て、そのステップレースと本番との違いがはっきりしていました。前半1000mのタイムが、クイーンS61.4秒、紫苑Sが62.2秒、ローズSが61.0秒と大体がスローペースだ...
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