頭数こそ多くないが、ほとんどの馬が東京の芝は初めて。不確定要素が多く、そのわりに高配当も望めそうもないので、そうムキになって参加せず、日曜もある、ジャブ程度にとどめておきたい。中心は関西馬ダイワファルコンだろう。前走は多頭数の内の中団。そうもまれたわけでもないが、大跳びでやや不器用なタイプ。前々走、大外から一気に上がり34.5−11.5秒で伸び切った脚を使えなかった。それでも大負けしたわけではなく、1600mを1分35秒1なら合格点。追ってパワフルなタイプで東京で一変しそうだ。アグネスソニックは前走はカリカリして、なだめて進んだが、あれで上がり34.4秒なら、相手が強化して差す形で一段と良さが生きてくる。距離はあまり延びない方がいいだろう。シベリアンメドウは古馬をあしらって文句なしの動きをみせた。ダート巧者は間違いないが、決して力馬でもなく、ひょっとすると芝でさらにスピード発揮の可能性がある。朝日杯に向けてスケールを見きわめたい。