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京王杯2歳S

  • 2001年11月09日(金) 12時08分
 頭数こそ多くないが、ほとんどの馬が東京の芝は初めて。不確定要素が多く、そのわりに高配当も望めそうもないので、そうムキになって参加せず、日曜もある、ジャブ程度にとどめておきたい。中心は関西馬ダイワファルコンだろう。前走は多頭数の内の中団。そうもまれたわけでもないが、大跳びでやや不器用なタイプ。前々走、大外から一気に上がり34.5−11.5秒で伸び切った脚を使えなかった。それでも大負けしたわけではなく、1600mを1分35秒1なら合格点。追ってパワフルなタイプで東京で一変しそうだ。アグネスソニックは前走はカリカリして、なだめて進んだが、あれで上がり34.4秒なら、相手が強化して差す形で一段と良さが生きてくる。距離はあまり延びない方がいいだろう。シベリアンメドウは古馬をあしらって文句なしの動きをみせた。ダート巧者は間違いないが、決して力馬でもなく、ひょっとすると芝でさらにスピード発揮の可能性がある。朝日杯に向けてスケールを見きわめたい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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