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エリザベス女王杯

  • 2001年11月09日(金) 12時09分
 最大のポイントは3歳と古馬のレベル比較ではなく、今年の京都の芝にありそうだ。例年よりずっと痛んでいる。先週のファンタジーSも例年より1秒はかかっていた。距離1400mでこれだけ馬場差があると、今年は2分12秒台はなく、13〜14秒台だろう。ましていつもの年のAコースではなく、今年は初めてBコースで行われる。インの芝がいいコンディションではない。さらには、芝が悪いわりにスローにはならない。ヤマカツスズランもトゥザヴィクトリーも行く。波乱の主役は追い込み馬だろう。タフネススターの大駆けを狙った。前走はもちろん48キロの軽量もあるが、1000m通過58.7秒のペースを追走。それで上がり33.0−11.3秒は驚異的だ。スローの切れ比べではなかった。腰の不安が解消、目下3連勝だが一戦ごとにメキメキ強くなっている。気楽な人気薄の差し馬。直線大外に出して伸びてくる。デキの良さ光る同じ伏兵のメジロサンドラ本線に、ついで3歳3強、強気に手広く流したい。今年は流れと芝状態から波乱の年とみた。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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