日本海Sの芝2200mは、スタンド前の左手からスタートして最初の1コーナーを回るまでは約500mの直線になるが、あとは「1周1623m」(全てAコース使用時のもの)の内回りコースを使用する。
イメージとしては、中山の内回り2000mを逆回りにしたのとほぼ同じ。コーナーを4つ回って、最後の直線も平坦で359m。坂のある中山の最後の直線は310m。
中山の内回り芝コースは「1周1667m」なので、新潟は偏平の度合いが大きい楕円というだけで、内回りコースそのものは中山より小さい。まして幅員はJRA10場でもっとも狭い「25m」。
ふつうのペースで流れると先行タイプ向きだろう。昨年のこのレースを1〜2着したのは、通過順3→3→3の馬と、2→2→2の馬の流れ込みだった(スローではないのに)。
今年は、逃げ=先行型はごく少なく、スローペースの公算大。ましてハンデ戦。先行して粘り込めそうな馬が伏兵になる。
キャッチータイトル(父オペラハウス)を狙う。快速系ではなく、先行して粘り込む一定ペース型で、全4勝、さらには全連対5回が距離2000mに集中している。
前走は格上がり、休み明け。馬場の荒れていたインを引き、前半57.6秒で飛ばして16着に沈んだ逃げ馬にリズムを崩されて凡走だが、今回は条件が好転している。
一定ペース型に不利のなさそうな展開。ハンデは3kg減の52kg。体調もずっと前走より上向いている。あまり高速馬場向きとはいえないが、1月の中山2000mの先行抜け出しが上がり35.0-11.8秒。その前の福島2000mの先行抜け出しが、上がり35.3-11.9秒。
自分で一気にスパートできる脚質なので、52kgの軽ハンデをフルに生かしたい。相手は「切れ味」に勝る差し馬だが、同タイプの上がり馬で先行しそうなコスモピロリはぜひ加えておきたい。
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