スマートフォン版へ

長岡特別(新潟)・立待岬特別(函館)

  • 2008年08月08日(金) 23時59分
 昨年のこのレースは1分09秒1を要したが今年の方がちょっとレベルは高く、また芝コンディションもいい。1分08秒前後の高速決着になっても不思議はない。

 速い時計になって強気になれるのは、4歳オメガエクスプレス(春まではオープン)。3歳春の京都1200mに1分07秒7の好時計勝ちがあり、大型馬でも迫力のパワー型というより典型的なスピード系。また、その1分07秒7は猛ペースの結果というわけではなく、レースのバランスは[34.1-33.6秒]。人気のダノンムローが上がり32.9秒を記録しながら4着にとどまった1200mにしては特に速くない流れを、2番手から抜けて1分07秒7(上がりは33.4秒)。最後の1Fも11.4秒でまとめる見事な勝ち方だった。

 ここ2戦は58kgや、荒れた芝で追ってあと一歩だが、今度は能力全開だろう。

 サクラバクシンオーのスピードと成長力を受け継ぎ、母方もスピード色の強い一族。人気でも評価を下げる手はない。

 同じサクラバクシンオー産駒で、左回りの中京にもこの新潟に良積のあるスプリングタピアンが相手筆頭。こちらも1200m専門だが逃げ馬ではなく、先行抜け出しの自分の形がある。

 前回は出負けしたが、内田博幸騎手を配して一気に行きそうなアイアムエンジェルが3番手。かつて、前半32.8秒の出脚を示したこともあり、特に飛ばす馬のいないここは案外すんなり…だろう。

 連穴に切れるノーザンスター、良化のボムシェル。あまり手は広げたくない。

 穴狙いで函館11Rにちょっと参加。ウインドストームは前々走、57kgで1200mの白河特別・5着。2着サクラプログレスは先々週、今回人気のダイワシークレットに2馬身差の完勝。ウインドストームも洋芝は合う気がする。だから新潟から→函館へ。今回はハンデ戦で白河特別より4kg減の53kg。白河特別ぐらい走ってくれると、サクラプログレスに完敗グループが人気の中心だけに、狙う根拠はある。多少なりとも芝の荒れてきた最終週、大外16番枠もプラスと思える。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング