東京の11R東京スポーツ杯は必見の18頭立ての好カードだが、ちょっと不確定要素が多すぎて、そう本気では買えない。左回り向きと思える伏兵アブレイズに魅力があるが、必ずしもスケール上位というわけではない。軽いジャブ程度にしておきたい。
福島記念には、ペリエ騎手が駆けつけた。裏のローカル開催だから、トップジョッキーは少ない。福島のファンはペリエ騎手の登場に大喜びだろう。なんと土曜日、ペリエ騎手は福島の全レースに乗っている。
トレジャーは人気を集めそうだ。前々走のセントライト記念では、のちの菊花賞場馬マンハッタンカフェに先着。54キロの軽量の2000mならまず凡走はないとみていい。ただ、現時点の能力のわりに人気になりすぎの死角はある。同じ軽量なら、上がり馬トップコマンダーに魅力が大きい。1000万条件を2連勝しての格上がりだが、この馬、3歳時はオープンランク。皐月賞にも、菊花賞にも出場し、もちろん負けはしたが一ケタ着順だった。格下馬ではなく、4歳の秋めきめき力をつけ、再びオープンに手の届くところまで巻き返してきたと考えたい。53キロ(前走は58キロ)、2000mもベスト。父母両系の血筋から、少し時計のかかるコンディションも理想だろう。前走比5キロ減なら、追っての味も一段と増すとみた。トレジャー以外の相手に抜けてくれれば好配当だ。少し手広くいきたい。