休み休みでまだキャリア7戦(3勝)のアブソリュートに注目。3歳春の新馬以来ほぼ1800mに出走していたが、前走、初めて1600mに出走すると1分33秒2。時計の速い新潟コースとはいえ、楽々と上がり3F33.0秒でまとめてみせた。
今回、一応は格上がりだが、2月の東京2000mの調布特別(1000万下)では、7か月ぶりで0.1秒差の好勝負に持ち込んでいるから、この1000万クラスでも素質はむしろ一枚上。
なによりの強みは、デビュー以来初めて連続して3戦も使えるローテーションを組めること。また、1600mのスピードレースの方がスムーズに折り合って追走でき、高いスピード能力を示したところにある。
母プライムステージ(父サンデーサイレンス)はちょっとカッカしすぎるところがあって、必ずしも大成したとはいえないが、スピード能力は十分。それもそのはず、祖母はダイナアクトレス(父ノーザンテースト)。ダイナアクトレスはジャパンCでも好走したが、最大の持ち味はスピード。4歳秋の京王杯AH・1600m(当時)、驚異の1分32秒2で快走している。
父タニノギムレットは母方の特徴を前面に出し、ウオッカに代表されるマイラー型を送る傾向がありそうだから、ダイナアクトレス一族のアブソリュートは、平坦新潟の1600mがほぼベストに近い条件と考えたい。
強力な相手が多い。マルターズオリジンは前走1800mを1分45秒4の完勝。1600m通過1分33秒1のスピードレースだったから、格上がりの不利より、夏の牝馬の勢い重視だろう。穴っぽいところでは、内田博騎手を配してきたコスモミール。少しカベに当たっているが、平坦の1000万条件なら足りる。52kgだ。
もう1頭。新潟でインに突っ込んで勝ったことのある2番カームブレイカー。前回は開幕週とあってそのインで揉まれ0.2秒差だったが、そろそろ外に持ち出す馬が多くなる。
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