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朝日岳特別

  • 2008年08月29日(金) 18時05分
 4歳アーバニティは一度公営に転じて、園田競馬で4戦4勝の星を残し、4歳の今春から中央競馬に戻ってきた馬。

 2歳夏の札幌(芝1800mを競走中止にも近い8.5秒差13着)以来だから、ほとんど初芝にも近い6月の東京1400mを1分22秒1。まったくの楽勝だった。

 前走の同じ500万も1分33秒1の快勝。相手も素質馬リビアーモだったため、着差はハナでも、1分33秒1は関屋記念、準OPの新潟日報賞(ともに1分32秒8)に次ぐタイムだから、今回の1000万下で格下感はない。

 1400mの京王杯SC(GII)を2連勝したスティンガーの下。慣れてくれば2000m級もOKと思えるが、現在は1400mベスト。公営時と合わせこの距離4戦4勝となる。

 折り合いを考えると、ハッピービーチあたりが飛ばしてくれる展開も理想的。人気でも中心はアーバニティ。

 ディープスピリットは、最近は追い込み一手でも、新馬の1400mを1分22秒1(京都)で乗り切り、2戦目にマイルを1分34秒0の快勝だから、スピード能力は十分。

 さすがの新潟の芝も少し時計がかかり始めて、外に出した差し馬向きになっている。アーバニティを追い詰めるシーンもありそうだ。

 2頭のほかではハチマンダイボサツ、2走前に1分20秒0があるハッピービーチが圏内だが、侮れないのは8歳カームブレイカー。

 新潟1600mを1分34秒5で勝ったときが、夏の最終週で少し時計のかかる芝。この馬は他馬の避けたインを突っ込んでいた。2走前の1400mは、インを狙ったところ馬群に詰まって少し脚を余して1分21秒4。内枠を引いた今回は、530kg台の大型馬のパワーを生かしインを狙うこと必至。時計がかかると食い込みがありえる。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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