秋の天皇賞2000mを展望する4歳ドリームジャーニー(父ステイゴールド)にとって、前回の小倉記念2000mと同様、ホップ、ステップの段階にしたいスピード重賞。
この夏の上がり馬といえるのは、ニルヴァーナ、キャプテンベガぐらい。5歳の秋に一転していよいよ本物になりそうなトーホウアランはいるが、5歳アドマイヤメインはかつてのアドマイヤメインではない。
レベルとすれば、ほとんど前走の小倉記念と同じ程度(ニルヴァーナが6着)だから、確勝級の組み合わせだろう。
その前走の小倉記念で改めて示されたのは、距離はこの2000m前後がベスト(少なくとも現在は)。また、爆発力を生かすにはスパートのタイミングを計らなければならない長い直線のコースより、コーナーの多い小回りコースの方が合っていること。したがって、阪神の内回り2000mは理想の舞台といえる。
中間の気配も文句なし。前走と同じ57kg。信頼性の極めて高い中心馬だろう。
相手本線は、5歳トーホウアラン。豊かなスケールをときどき示しながら、なかなか本物になりきれないが、こちらも1分57秒8で乗り切った中日新聞杯が示すように2000mはベストに近い。ドリームジャーニーよりスタミナを備える可能性もあり、早め早めに動いて抜け出すレースで復活したい。
折り合いにまだ死角があるため、こちらも内回り2000mは理想に近いコース・距離といえる。岩田騎手にチェンジしてこれまでと少し異なる一面を見せてくれる可能性大だろう。
ニルヴァーナ、キャプテンベガではとてもドリームジャーニ逆転は不可能と思えるから、トーホウアランを2番手評価にしての3連単を主力にしたい。
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