芝の種類が変わった福島コースは、内寄りも芝の色が変わってなくなったように見えてもボコボコになってはいない。開催9日目を迎えた22日も、500万条件の芝2000mの勝ち時計が2分00秒9だった。最終週の「荒れた芝でこそ」のタイプが伏兵ではないだろう。
ブレーヴハート(父サンデーサイレンス)を狙う。ローエングリン、レゴラスの兄弟とあって非常に難しい面があり、成績はムラ。気難しいというわけではないが、自分に合った条件(距離、コース、流れ…など)がそろわないと好走しないと、ときにオープン馬、あるときは1〜2勝馬のような中身になってしまう。
今回のブレーヴハートは、連闘使い。小回り平坦に近い福島コース。距離2000m。テン乗りの吉田豊騎手。時計のかかる荒れた芝ではないこと。3走前、1分58秒1のコースレコードで快走したときと、ほとんど状態は同じ。異なるのは、当時57kgの定量戦だったが、今回はハンデ戦で4kg減の53kgになったことぐらいである。
条件がそろったからといって、同じようなレースが期待できるほど「甘い兄弟」ではないのは承知。だが、この馬、相手関係うんぬんではなく、要は気分良く自分の持てる能力を出し切れるかどうかだけだろう。
荒れるハンデ戦。狙う価値はある。
2000mベスト。ローカルのハンデ戦ならまず凡走しないフィールドベアー本戦だが、相手はあまり絞りたくない。
国枝厩舎の2頭では、人気薄のマイネカンナの方がコース適性はありそうに思える。衰えたとはいえ、この程度の相手ならスウィフトカレント(内田博騎手)も捨てき切れない。単複主力に手広く流したい。
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