新しい年に期待すること、それをおめでとうございますの言葉にのせて今年も競馬が始まりました。東西の金杯は、お賽銭をあげて願を懸ける気分で参加し、まだまだ小手調べの段階。何しろこの先は長いのですから。
昨年の状況から見ると、馬券を買うスタイルに決定的な変化がありました。この傾向は今年はもっと加速するかもしれません。
それは、場内での馬券売り上げが対前年比82%台に減り。場内と場外比率が8%と92%という、かつてない数字になっているということです。
つまり、競馬場の中で馬券を買う金額がどんどん減っているということです。
さらに、加えるなら、92%を占める場外売り上げのうちでも電話投票部分の伸びが著しいのに対し、ウインズ部分は減少気味だと言うのです。
トータルすると、現金で買う傾向が減っていて、それが今の生活スタイルを反映しているのではないかと思うのです。カード社会が生んだひとつの現象が競馬の中にも見られるということです。
iモードからインターネット投票へと馬券購入の選択肢が広がる今年、こうした流れは本流となっていくのではないか、そんな風に感じてなりません。
日本の競馬は、馬券の売り上げで運営されているのですから、こうした世の中の動きと無縁ではあり得ません。どう、そうした動きと歩調を合わせていくか、敏感であるべきでしょう。
そしてこれに、2連勝単式馬券と3連勝複式馬券が夏から登場することになります。
競馬ファンの気持ちにどういう変化が生じるか、まるで傍観者のような思いで見つめるのも楽しい一年となりそうです。しかし、やはり馬券的中の快感に優るものはありません。
自宅近くにある勝利八幡神社の御利益あらんことを夢見て今年も始まりました。