スマートフォン版へ

愛知杯

  • 2008年12月19日(金) 12時50分
 牝馬限定のハンデ戦。もっとも凡走がなさそうなのはニシノマナムスメ(C.ルメール騎手)だが、ハンデ頭。波乱の危険はある。

 この中間、長めから[12.5-12.0-12.1秒]の猛ラップで飛ばして6F75.7秒。巻き返しを図るコスモプラチナ(父ステイゴールド)に期待したい。デキは悪くない。

 1000万条件に上がって以降の成績は[3-0-1-20]。前走GIの17着はともかく、すんなり行けずに捕まってしまうと2着もない極端な成績だが、これは逃げ馬だから仕方がない。

 ここまでの5勝は、2、8、5、3、9番人気のとき。気分良くマイペースに持ち込めた際に、かつ最後の直線に坂のないコースでのみ好走している。今年の夏の新潟2000mでは、前半の1000m58.1秒で飛ばしながら、とうとう逃げ切って1分58秒1。今回、逃げ馬候補として他にテイエムプリキュアがいるが、長丁場ではないから強気に主導権を主張すれば、自分のペースに持ち込める公算大だろう。

 今春の中京2000mでは、先手を取れずにもまれながら1分59秒6で粘った星もあり、勝ち星こそないがコースは合っている。津村騎手はあまり強気にハナを切る騎手ではないが、小回りの平坦に近いコースなら、タマモサポートなどかなり積極的にスパートする。今回は軽量53kgの人気薄の逃げ馬。控えても意味のない馬だけに強気に行くだろう。

 同じ軽いハンデの伏兵では、ダンスオールナイトも中間の気配絶好。前走あたりから立ち直りの気配があり、中京では春5月、パールS・2着(1800mで上がり35.1秒)がある。

 たまたま逃げ、差しの伏兵がそろって5枠に同居。合わせたからといって能力がアップする理由も、台頭の可能性が高まるものではないが、コスモプラチナから有力どころへ数点流したあと、押えは枠の5枠流しで望みをつなぎたい。

毎週、2歳馬を格付け!丹下日出夫の「番付」がnetkeibaで復活!

参加無料!商品総額50万円!netkeibaPOG大会「POGダービー」が開幕!

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング