牝馬限定のハンデ戦。もっとも凡走がなさそうなのはニシノマナムスメ(C.ルメール騎手)だが、ハンデ頭。波乱の危険はある。
この中間、長めから[12.5-12.0-12.1秒]の猛ラップで飛ばして6F75.7秒。巻き返しを図るコスモプラチナ(父ステイゴールド)に期待したい。デキは悪くない。
1000万条件に上がって以降の成績は[3-0-1-20]。前走GIの17着はともかく、すんなり行けずに捕まってしまうと2着もない極端な成績だが、これは逃げ馬だから仕方がない。
ここまでの5勝は、2、8、5、3、9番人気のとき。気分良くマイペースに持ち込めた際に、かつ最後の直線に坂のないコースでのみ好走している。今年の夏の新潟2000mでは、前半の1000m58.1秒で飛ばしながら、とうとう逃げ切って1分58秒1。今回、逃げ馬候補として他にテイエムプリキュアがいるが、長丁場ではないから強気に主導権を主張すれば、自分のペースに持ち込める公算大だろう。
今春の中京2000mでは、先手を取れずにもまれながら1分59秒6で粘った星もあり、勝ち星こそないがコースは合っている。津村騎手はあまり強気にハナを切る騎手ではないが、小回りの平坦に近いコースなら、タマモサポートなどかなり積極的にスパートする。今回は軽量53kgの人気薄の逃げ馬。控えても意味のない馬だけに強気に行くだろう。
同じ軽いハンデの伏兵では、ダンスオールナイトも中間の気配絶好。前走あたりから立ち直りの気配があり、中京では春5月、パールS・2着(1800mで上がり35.1秒)がある。
たまたま逃げ、差しの伏兵がそろって5枠に同居。合わせたからといって能力がアップする理由も、台頭の可能性が高まるものではないが、コスモプラチナから有力どころへ数点流したあと、押えは枠の5枠流しで望みをつなぎたい。
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