この阪神のダート1400mのレコードは、ゴールドティアラが00年に記録した1分21秒9。公営名古屋のかきつばた記念1400mを、1分26秒1で勝ったあとだった。
昨年は7歳牝馬ブロードアピールが一気に伸び1分22秒9で圧勝したが、そのブロードアピールも名古屋のかきつばた記念を1分25秒5で乗り切っていた。
そこで注目はスターリングローズ。馬場コンディションの差はあるとはいえ、この馬は5月のかきつばた記念を1分24秒0で乗り切っている。サウスヴィグラスに負けはしたが中身は文句なしだった。そのかきつばた記念の好記録をを裏付けるように、スターリングローズは前走の東京ダート1400mを、レコードと0.1秒差の1分22秒2で快勝している。
今度は阪神だが、阪神では3月のコーラルSを1分22秒4(レコードと0.5秒差)で5馬身差の圧勝がある。走破時計の面でとにかく強気になれるのがスターリングローズだ。
この馬、3歳時は同じダートでも1800mを中心に使われていたが、好走しながらもゴール前のあと一歩が甘かった。ところが、クラスが上がって1400mに狙いを定めると、4歳以降ダート1400mでは1、3、1、1、2、1着。まったく崩れていない。斤量はこれまでと同じ56キロ、快走必至だろう。
しいて死角を探せば、内枠を引いてもまれることだったが、引いた枠順もラッキー。大丈夫だろう。
穴馬では8歳ワシントンカラー。もう上積みはないはずだが、この中間、走る気満々でストライドが実に力強い。芝の京王杯も16着とはいえ1分21秒6の自己最高タイムなら上々。ベテランの巻き返しがありそうだ。
福島のメインは、52キロのハンデに恵まれたジョーディシラオキに注目したい。この組み合わせなら先行できる。