新潟の2200mは先週のセントライト記念と同じ。左手の4コーナーの近くからスタートしてスタンド前。向正面も長いが、内回りのため最後の直線は359mにとどまる。外回りの長さ659mとは大変な違いだ。
セントライト記念は好位のバランスオブゲームが抜け、直線いつも以上に早く進出していたアドマイヤマックスが2着。先行した伏兵マイネルアムンゼンが3着に残り、突っ込んだヤマノブリザードは34秒2の切れをみせながら4着止まりだった。
ここも逃げ馬、あるいは先行馬の中から軸を選びたい。最初、毎日王冠を予定していた逃げ馬ゴーステディ(父トニービン)が、中1週でここに出走してきた。
毎日王冠は相手が強いこともあるが、中山の右回りで急坂もある。この新潟[4-0-0-0]のゴーステディがここに出走は正解だろう。
トニービン(グレイソヴリン系)は平坦コースが合っている。自身は欧州のローカルになる伊の平坦コースで14勝もした。残る1勝が凱旋門賞。ロンシャンにも坂はない。
ゴーステディはトニービン産駒にしては珍しく逃げ馬だが、追い出してからも実にしぶとい。パタッとくる逃げ馬ではない。前走の2000m1分57秒3の快時計は自分で逃げて作ったもので、ラップは58.4−58.9秒。最後も11.4−12.2秒。少しもバテていない。一気にこられるとダメだが、並んでくる馬がいればまた伸びる。
ところで、机上の計算だが、2000mを1分57秒3で楽勝するゴーステディは、もし前回と同じペースであと1ハロンがまんしたら、2200mは2分9秒8くらいで乗り切って不思議ない。ハロン計算なら2分9秒0だ。
この距離は長距離と思われているが、2000mより1ハロン長いだけ。そろそろ2分12秒台とか、良くて11秒台の時代から、最低でも2分10秒台の時代だろう。