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ヨジゲン兄さん若いです

  • 2011年07月21日(木) 18時00分
みなさん、こんにちは。
函館出張中の柴田です。

突然ですが、アグネスヨジゲンが放牧から帰ってきました!

先週の水曜日に、北海道の牧場からそのまま函館競馬場に入ったんですよ。牧場では筋力を落とさないように、けっこう乗り込んでくれたようで、いわゆる「牧場帰り」の馬によくある、太め感はなかったです。

そこで、さっそくレースに出走することとなりました。レースは7月23日(土)函館11RのTVh杯です。

そのレースに向けて追い切りは、水曜日に函館ダート(単走)で行いました。函館は台風の影響を受けなかったので、馬場状態は良好。ですが、タイムは68.8-54.3-40.5-13.3秒と、やや普通。動きは悪くないんですが、やっぱりバカンス気分が抜けないんでしょうか?

まあ、函館のダートはトレセンの調教コースとは違って距離がないので、時計の面でこれまでと同じに考えるのは難しいところです。

僕としては、この馬けっこう人気があって、ファンに応援してもらっているので頑張ってほしいんですよね。普段のヨジゲンは、8歳とは思えないほど、元気ありますから。

飼い葉は残さず食べます!

当然、食欲はバリバリ!
そして、何より女の子大好き!

朝の調教のときなんて、馬場の遠くにいる牝馬も見逃しません。好みの女の子を発見すると、「ぶふふぅ〜(あそこに、可愛い娘おるやんけ)」と嬉しそうに鳴きます。そして、ここからがヨジゲン兄さんと僕との攻防です。

「ぶぶぅ、ぶふふっ!」
(はよはよ、柴田はん。可愛娘ちゃんが、行ってまうわ!)
.....((((((○゜ε゜○)ノ~~

「調教中はダメだよ!」

「ぶぶぅ、ぶうぶう〜!」
(なんや、柴田はんはエエ子ちゃんやな。つまらんわ!)

と、ヨジゲン兄さんは不満そうにしますが、意外(?)と仕事は真面目にこなす馬なので、これ以上ゴネることはないですね。

ところで、一見ナンパ師のように思えるヨジゲンですが、どうも好みがあるらしく「牝馬ならどれでもエエッ!」というわけではなさそうです。でも、僕は未だにヨジゲンの好みの女の子がよく分かりません。

なので、もう少し観察してみます。

実はけっこうイケメン

このぐらい元気なので、体調面での問題はまったくありません(^_^;)。ベテランですから、これからレース当日までの雰囲気を感じ取り、気持ちを切り替えてくれるでしょう。

僕自身、休み明け初戦で、約2か月ぶりのレースですし、得意の1200mなので楽しみしています。

では、週末に競馬場でお会いしましょう!

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1990年3月3日に栗東所属で騎手デビュー。同年4月22日に初勝利。以降、平地障害共に騎乗し、94年キンセンアラシで中京障害Sを、00年武蔵野Sをサンフォードシチーで重賞制覇。07年2月20日に現役引退。通算成績は3186戦218勝。 08年に調教師免許取得、同年9月開業。37歳という若さと、騎手時代、調教助手時代を通じて松田国英厩舎や角居勝彦厩舎という名門厩舎で腕を磨いてきた実績により、開業当初から大きな注目を集めた。これまでJRA通算18勝(7月27日現在)を挙げ、09年7月8日にはジャパンダートダービーをテスタマッタで制し、開業1年目にして交流GI制覇という快挙を遂げた。

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