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セレブな美少年と夏休み

  • 2011年08月04日(木) 18時00分
みなさん、こんにちは。
たいぶご無沙汰しました、杉浦です。

僕は今、函館います。
でも、今朝は札幌にいたんですよ〜。

朝の調教を終えてから、今週末に函館で出走予定の馬たちと移動してきたんです。
なので、今日はちょっとバタバタとした午前中でした。

一緒に函館にやってきたのは、ジョーヴァリアントとサクラアドニスです。

ヴァリアントは8月6日(土)函館10Rの湯浜特別(芝1800m)に、アドニスは8月7日(日)函館9R(芝1200m)に出走します。

函館は今週で最後ですから、2頭ともいい走りをしてくれるといいですよね。

ところで、厩舎にやってきた記者さんが「函館も2開催目後半に入って馬場が荒れてきたせいか、差しが決まるようになってきた」と話していました。

厩舎イチの美少年です

それを聞いて、「これは、アドニスに有利か?」って思っちゃいましたね(^▽^)。

あっ、今アドニスは差しなのにどうして? と思いましたね。

たしかに、函館って一般的にスピード競馬で先行有利というイメージがありますよね。それに、追い込みが不利。

でも、実は持久力があって、長くいい脚の使える馬にも有利な馬場なんですよ。これは、函館が洋芝を使っているために持久力が問われるからなんですけどね。

だから、アドニスのような我慢が利く性格で、持久力があり、最後まで脚を溜めておける馬にもいい馬場なんです。それに、アドニス君、調子いいんですよ。

やっぱり、初勝利を挙げた後、気候のいい北海道の牧場にリフレッシュ放牧に出してもらったおかげでしょうか。

接戦を制して初勝利!

避暑地で休暇というセレブのような過ごしかたをして函館入りし、ただいま食欲旺盛なうえに、なんだか鼻歌交じりな感じにご機嫌です。

その証拠に、昨日の追い切りは札幌のダートを一回り。タイムは69.3-53.8-40.0-12.8秒とまずまずですが、跨った桜井助手の感触はよかったようで、いい動きだったと話していました。

今回も初勝利を挙げたときに乗ってくれた四位騎手が鞍上です。いや〜、ついていますよね。この時期、四位さんが北海道でよかった(*^_^*)

函館を得意とする四位さんの手綱なら、任せて安心です。せっかくですから、同じコンビで2連勝が決められるといいんですけど。

コンビと言えば、僕とアドニスは札幌競馬に入ったのが1日違い。その後も一緒に過ごして、今日は運車で函館に仲良く移動…って、まるで夏休みの合宿に友達同士で参加しているみたいになっているんですよ。

なので、今週末のレースがいい夏の思い出になりますように!
みなさんも、応援してあげてくださいね。

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1990年3月3日に栗東所属で騎手デビュー。同年4月22日に初勝利。以降、平地障害共に騎乗し、94年キンセンアラシで中京障害Sを、00年武蔵野Sをサンフォードシチーで重賞制覇。07年2月20日に現役引退。通算成績は3186戦218勝。 08年に調教師免許取得、同年9月開業。37歳という若さと、騎手時代、調教助手時代を通じて松田国英厩舎や角居勝彦厩舎という名門厩舎で腕を磨いてきた実績により、開業当初から大きな注目を集めた。これまでJRA通算18勝(7月27日現在)を挙げ、09年7月8日にはジャパンダートダービーをテスタマッタで制し、開業1年目にして交流GI制覇という快挙を遂げた。

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