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AJCC、平安Sなど

  • 2012年01月16日(月) 18時00分
【栗東トラックマン情報】
◆日曜中山11R・AJCC
・ルーラーシップ
「前走(有馬記念4着)は直線素晴らしい脚で差してきて、負けたとはいえいいパフォーマンスを見せてくれたと思います。レース後はノーザンファームしがらきでリフレッシュさせ、いい状態で戻ってきてくれました。実戦を一度使った分の上積みも見込めると思いますし、この馬の能力をしっかり出したいですね」(清山調教助手)

・トーセンレーヴ
「心房細動で予定していた前走(鳴尾記念)を回避しましたが、その後は順調に回復し、ノーザンファームしがらきでリフレッシュさせていました。ここを目標に予想以上に早く乗り出せましたし、順調に調整することができました。帰厩後も気になるところはないですし、いい雰囲気ですよ。あとは距離とコーナーが4つあるコースへの対応がカギですね」(池江調教師)

・ゲシュタルト
「結果論になるけれど、前走(中日新聞杯2着)は勝ち馬にうまく乗られてしまったところもあるし、この馬としてはいい内容だったと思います。このところ中距離のレースで安定して力を出せているし、2200メートルはオールカマー、京都新聞杯といい結果が出ていますからね。状態も引き続きいいし、うまく立ち回れれば楽しみです」(影山調教助手)

◆日曜京都11R・平安S
・エスポワールシチー
「JCダートのあと軽く左前脚を捻ってしまったため、予定していた東京大賞典は大事を取って回避しました。今は問題ありませんし、順調に乗り込めています。あとは当週にサッとやれば態勢は整うでしょう。斤量も58キロなら問題ありませんし、なんとか頑張ってほしいですね」(安達調教師)

・アドマイヤロイヤル
「前走(武蔵野S3着)は昇級戦ながらいい走りをしていましたね。レース後はノーザンファームしがらきへ放牧に出してリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩。ここまでは予定どおり順調に来ています。ここまではマイルを中心に使って来ましたが、1ハロン延びても対応できるでしょうし、ここでも期待しています」(橋田調教師)

・インバルコ
「前走(師走S5着)は出遅れ気味のスタートで後方からの競馬。そのあたりが結果に影響したように思います。レース後は特に問題なく順調ですし、状態もいいですよ。今回は斤量も軽くなりますし、相性のいい京都コース。改めて期待したいですね」(池江調教師)

・スタッドジェルラン
「前走(師走S2着)は久々のレースになりましたが、力のあるところは見せてくれました。2走前のKBC杯を勝ったあと、目の外傷でしばらく動かすことができず筋肉が落ちてしまったので、まだ良化途上でしたし、前走を使った上積みはあるでしょう。相手は揃いましたが、この馬もこれまで強い相手と戦ってきましたし、ここでどれだけやれるか楽しみです」(安田調教師)

・タガノロックオン
「前走(師走S1着)は間隔が開いていて体もやや太め残り。そのあたりがどうかと思っていたけれど、しぶとく脚を伸ばしてよく勝ち切ってくれたね。余裕があった馬体も一度使って締まってきたし、精神面に落ち着きが見られるのもいい。ひと叩きして上積みが見込める状態だね。相手なりに走れるタイプだし、ここでも期待しています」(松田博調教師)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜中山11R・AJCC
・ナカヤマナイト
 前走の最終追いはウッドチップで65秒2と全体時計は出たが、ラスト1ハロン13秒2とバテぎみ。それでもひとマクリの圧勝と、ただの早熟馬でない事を見せつけてきた。ひと叩きした今回は順当に動きが良化。先週は67秒0-38秒4、4馬身先行させた格下馬を逆に4馬身突き放してゴールイン。追っての反応が変わり、気合、状態ともに大きな変わり身を見せている。共同通信杯を勝ち、ダービー4着馬が海外遠征で秋は目立たなかったが、その力に陰りはなく、ここは勝ち負けの競馬になる。

・ネヴァブション
 長いブランク明けとなった前走の金杯。馬体こそ太くはなかったのだが、道中の反応はもう一歩。手綱をとった後藤騎手も、極端な負荷をかけることを嫌った様子で、無事に走らせることに終始していた。その甲斐あって、使ったあともまったく反動はなく、翌日から運動を開始。馬体がグッと締まって気合も一変。叩いた今回は大幅な変わり身を期待していい。有馬惨敗のあとで、強い勝ち方をしたのが一昨年のこのレース。中山の芝2200mにもっとも適性があることは間違いなく、実力馬がいよいよ復活する。

◆日曜京都11R・平安S
・グランドシチー
 前走のフェアウェルS。+10kgと馬体は太めに映ったが、前半は後方でジックリ脚をタメて勝負どころから動いて直線は外から鋭く差しきった。太めで抜群の切れ味を発揮できたのは地力アップの証。1週前の追い切りは6Fから意欲的に追われ81秒7〜上がり38秒2の好時計を叩き出した。これだけ追われれば馬体も絞れるはずで、さらに勢いを増して重賞挑戦。一発の魅力十分。

◆土曜中山11R・アレキサンドライトS
・リコリス
 12月の舞浜特別快勝後はここ目標に入念な乗り込み。年明けの4日は15〜15の軽めに終わったが、12日には6Fから長めの調教。南コースで6F84秒7〜3F41秒1と直線で少し抑えた内容だったが、前半からピタリ折り合いがつき、道中はスピード感十分の走り。元来は稽古で目立たないタイプだが、動きが大きく、脚どりにも迫力を増しており好調キープは確か。昨年も寒い今の時期に好走実績があり、牝馬としては珍しく冬場に強いタイプといえそうだ。中山ダート1800戦は4戦1勝2着3回のベスト条件。復活なっただけにここは連勝の可能性十分。

・ゴールデンチケット
 前走は見せ場十分のレースぶりから、今イチ伸び切れなかったが、多少重さが残り、完調手前だったことが敗因か。今回は9日から時計を出し始め、1週前追いは横山典弘騎手が跨り素軽さ満点の動き。来週の追い切りでキッチリ絞れそうだ。GIのJCダートでエスポワールシチーの3着という実績は、準オープンでは断然上位。前走の感じから、このコースも合っているようだ。

◆土曜中山10R・東雲賞
・シャイニンアーサー
 3か月ぶりになった前走も太め感はなかったが、スタートで出遅れる不利。久々で今イチ反応が悪かった印象を受けた。それでも質の高いメンバー構成で0.4秒差4着なら上々の内容。次回は…と思わせるものがあった。この中間は入念に乗り込んで、動き、気合ともに良好。3歳時はオープンにも挑戦した馬で、本格化すれば、上でも十分通用する。

・イチブン
 中1週の今回は、連日北Cコースでの調整。もともとが使いつつ調子を上げるタイプだが、身のこなしが軽くなって確実に復調気配。前走は良く伸びながらも3馬身離された2着だったが、叩き4戦日の今回はチャンス十分だろう。以前は準オープンでの好走実績があるように、一千万条件では能力(決め手)上位。上手くスタートを決めてと中団あたりで流れに乗れればアッサリだろう。

◆日曜中山9R・若竹賞
・ハイクラウン
 前走はもう1本欲しい調整で、オープン特別に挑戦。レースはスローの前残り決着で、この馬の末脚に出番はなかったが、勝ち馬とはコンマ4秒差。3着の着順ほど完敗していたわけではない。この中間は豊富な乗り込み量を消化、先週はウッドチップで66秒9-39秒0、外々を回ってきたが最後まで余カタップリにゴールイン。息づかい一変、脚さばきに鋭さも加わり、ひと叩きの効果を大きく見せている。2着馬に並んでからアッと言う間に突き放したデビュー戦が強烈なインパクト、状態整った今は素質全開で強さを見せつけてくる。

・エネアド
 前走のラジオNIKKEI杯2歳S。パドックから雰囲気は悪くなかったが、道中うまくハミが抜けず後方と折り合いを欠いてしまった。気性的に2000mの距離も長く参考外のレースと見た。1週前の追い切りは古500万のベストアンサーを6Fから3馬身ほど追走して86秒0〜上がり40秒3を絶好の手応えで計時。バネを十分に利かせ全身を使った走りでデキの良さを感じさせた。今度は距離短縮して自己条件。好勝負は間違いなし。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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