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NHKマイルC、京都新聞杯、新潟大賞典など

  • 2012年04月30日(月) 18時00分
【栗東トラックマン情報】
◆日曜東京11R・NHKマイルC
・オリービン
「前走(NZT4着)は馬場の悪い中山で大外枠というのが響いた格好ですが、大きくは負けていませんからね。その後は特に問題なく、順調に調整できています。1週前追い切りの動きも良く、変わりなくいい状態を維持できていますね。長距離輸送も2度経験しているし、東京コースも合っているので、自分の走りができればチャンスはあるでしょう」(橋口調教師)

・カレンブラックヒル
「前走(NZT1着)はうまく好位でスムーズに進めて、直線抜け出す時の脚が速かった。強い勝ち方でしたね。使うごとにレース内容が良くなっているし、こちらの想像以上に良化している感じ。この中間も変わりなくきているし、体調面の不安もなし。馬場の善し悪しも特に気にならないタイプで、どんなレースにも対応できる。自分の力を出してくれれば楽しみ」(平田調教師)

・ジャスタウェイ
「前走(アーリントンC1着)は4コーナーで最後方の位置取りと厳しい状況でしたが、よく差し切ってくれました。一度使って状態も上がっていたのでしょう。レース後はないら(できもののようなもの)ができたので予定していたNZTは念のため回避しましたが、すぐに乗り出せましたし、ここまでは順調です。1週前追い切りの動きも良かったし、いい仕上がりで臨めそうです。いい決め手があるので、良馬場でやりたいですね」(須貝調教師)

・ブライトライン
「前走(NZT3着)は折り合いに気をつける形で馬群に入れたことで、かえって馬が燃えてしまったよう。掛かり気味で走りながら3着に来るのだから、やはり力はありますね。その後は特に疲れもなく順調に乗り込めています。1週前追い切りもいい動きだったし、いい感じで調整できていますよ。今回も折り合いさえつけば終いはいい脚を使ってくれるはず。コースも合っていると思うので楽しみ」(鮫島調教師)

・マウントシャスタ
「前走(毎日杯2着)は直線で内を頼って馬場の悪い所を走ってしまった分勝ちきれなかったけれど、力のあるところは見せたと思います。レース後は中2週になる皐月賞はパスして一度短期放牧へ。ここを目標に調整してきました。帰厩後も順調で、1週前追い切りもさすがと思わせる動きでした。ここで賞金を加算してダービーへ向かいたいと思っているし、いい競馬を期待したいですね」(池江調教師)

◆土曜京都11R・京都新聞杯
・アドマイヤバラード
「前走(アザレア賞3着)は馬場が悪く厳しいレースだったけれど、それを考えるとよく頑張ってくれていると思います。レース後は疲れもなく、いい状態をキープできているし、順調に調整しています。能力は高いし、これまでのレースからも東京の2400mは合っていると思うので、ここでなんとか賞金を加算してダービーに行きたいですね」(友道調教師)

・トーセンホマレボシ
「前走(大寒桜賞1着)は馬場が悪く、この馬にとっては厳しいレース。コーナーでノメッて走るのをやめようとしていたところがあったし、きちんと走れたのは直線だけだったからね。それでもしっかり勝ち切るあたりは能力でしょう。その後は順調に調整できているし、1週前追い切りでグッと良くなってくるはず。トビの大きい馬なので、広い京都コースに替わるのはプラスだし、ここでも期待しています」(池江調教師)

・メイショウカドマツ
「前走(皐月賞8着)は厳しい展開になってしまいましたが、その中でも力のあるところは見せてくれた内容でしたね。レース後特に疲れもなく順調に調整できているので、1週前もサッと時計を出しました。馬なりで坂路52秒台だから、反動はないと見ていいでしょう。力のある馬だし、ここはなんとかしてほしいところ」(藤岡健調教師)

◆日曜新潟11R・新潟大賞典
・トーセンラー
「前走(日経賞10着)は馬場が悪くノメッて走っていたし、まったく反応できなかった感じ。レース後はプール調教を中心に一度リセットして調整してきました。ここを目標にじっくりと乗り込んで状態は上向いてきているし、広い新潟コースでノビノビ走れれば。良馬場で巻き返してほしいですね」(田代調教助手)

・ダノンバラード
「前走(中日新聞杯3着)はもう一歩のところでしたが、安定して力を出せているのは評価していいでしょう。以前は球節に不安を抱えていたけれど、ここにきてその不安がなくなってしっかり調整できているし、精神面も成長して折り合いがつくようになったのが安定感に繋がっていますね。あとひと押しというところまできているし、ここでも期待しています」(池江調教師)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜東京11R・NHKマイルC
・セイクレットレーヴ
 1週前追いは併せ馬で大きく劣ってしまったが、サンカルロと共に坂路の稽古大将と思われるアンシェルブルーが相手。納得の結果だし、ビシッリ追って好時計をマークしたことを評価したい。ここ目標に仕上げ、馬体、気合いのりが良好。好状態でレースに臨めそうだ。直線勝負に徹して、鋭い決め手を使えるということで、東京コースはベストと思える条件。GI制覇の可能性は大きい。

・レオアクティブ
 前走阪神のマーガレットS2着後は4週レース間隔をあけただけに、減っていた馬体が回復し、調教の動きも本来の迫力を取り戻しており、1週前追いとなった25日の内容は絶好調を裏付けるのに十分なものだった。南のポリトラックに入り、単走追いだったが、前半から折り合いがピッタリついて、ラスト1Fまでスピード感十分の走り。ゴール前で少し余裕を持たせたため多少時計がかかったが、それでも5F63.7-3F37.1-1F12.9秒を楽々マーク。これで直前追いで再度63秒前後の時計が出れば万全状態となるはず。昨秋の京王杯2歳Sを制しているように、東京コースは相性ベスト。1600戦、速い時計決着も何ら心配がないだけに、ここは持ち味の強烈な差し脚を発揮するチャンスだ。

・アルフレード
 昨暮の朝日杯FS勝ち後ひと息入れて、前走中山のスプリングSを今春の第1戦目と目指したが、その一戦が思わぬ12着大敗となってしまったが、ここ目標に中間は入念な乗り込み。4月5日にPコースで速い時計が出た後は坂路を中心に乗っていたが、18日に再びPコースに入り5F64.5-3F36.5秒の好時計。そして、1週前追いとなった25日もPコースに入り3頭併せでハード内容を消化。5F標では前を行く2頭を10馬身ほど追走し、直線では外へ持ち出して豪快な伸び脚。最後はこの2頭を3馬身突き放し5F65.0-3F36.4秒をマーク。これだけで十分乗り込めば息もちは前走時と一変するはず。東京コースは初めての挑戦となるが、決め手優先の馬場と距離だけにGI2勝目ゲットの可能性は十分だ。

◆土曜東京11R・プリンシパルS
・クリールカイザー
 デビュー当時より18キロも馬体を増やしているように、―戦ごとの成長が目立つ馬。先週はウッドチップで86.0-69.4-40.8秒。長めから軽く流してきた時計だが、体全体をのびのびと大きく使った走りは迫力満点。張ち切れんばかりの体つきにピカピカの毛づやと、絶好調をアピールしている。早め先頭から押し切った前走は着差以上の圧勝劇、先行策を憶えてからは展開に左右されることがなくなり、安定して力を出し切れるようになった。道悪もこなしたが、飛びのきれいな馬で良馬場なら、さらに切れが増すはず。馬場の良い東京コースは大歓迎、勢いに乗ってきた今なら、オープンでも壁にはならない。

・マイネルカーミン
 素晴らしい1週前の追い切りだった。500万のミスタールイスを1.5秒追いかけて併入。ゴール前では少しだけ仕掛けたが、最後まで余力たっぷり。もともとが稽古駆けとはいえ、それにしても迫力満点といえる動きだった。父は高松宮記念を勝ったスプリンターだったが、母系の影響が強いのか。この馬は典型的な長距離タイプ。強敵相手に6着と健聞した京都2歳オープンの中身が濃くこ東京の2000メートルなら好勝負だろう。すんなりと先行できれば、自慢の持久力を生かして粘りに粘る。

・スピルバーグ
 前走の毎日杯。前々走の500万下で悪い馬場に脚を取られでカラッ下手を感じさせたが、再度道悪のレース。馬場のいいところを選んで外々へ。ストライドが大きく器用さに欠いて直線はよく伸びたものの脚を余した形の3着。この中間は、めずらしく坂路に入らずウッドと本馬場で乗り込まれた。1週前の追い切りは本馬場でオープン馬ペルーサを追走して5F70.2-上がり39.6秒。時計は遅くてもダイナミックな走りで気配絶好。東京コースの良馬場で本領。

◆日曜新潟11R・新潟大賞典
・ネヴァブション
 前走中山の日経賞では、見せ場を作って5着と復調ムード。その後は新潟の開幕週に照準を絞つて熱心に乗り込まれており、万全の仕上げといっていい。ハンデ戦の今回は斤量との戦いになりそうだが、58キロを背負っての好走実績が何度もある馬で、自身はまったく苦にしないはず。ここまでGIを3勝している実力の持ち主。新潟のGHIIIなら、底力の違いを見せられるはずだ。2000メートルはもちろん守備範囲。左回りもまったく問題はない。

・モンテエン
 前走の福島民報杯。久々でも好調教を連発して好仕上げで臨んだが、4コーナーで前が詰まり行き場をなくした。そのため追い出すタイミングが遅れて完全に脚を余した形にな0.1秒差の3着。惜しまれた内容。1週前の追い切りは時計のかかるウッドコースで6F81.8-上がり38.6秒を抜群の手ごたえで計示。叩いてさらにフットワークが大きくなり、ド迫力の動きを見せた。昨年の新潟での福島記念は苦手の道悪。良馬場の平坦コースがベスト。

◆日曜東京12R・湘南S
・ムクドク
 3月の中山戦を使った後は、全3勝をあげている東京戦まで待機。ちょうど良いリフレッシュになり、好状態で帰厩してきた。1週前はウッドチップで85.0-68.8-39.3秒、馬場の内めを回ってきたとはいえ、直線馬なりのままグイグイ伸びて行く姿は鋭さ満点。気合のりの良さが目立ち、絶好調をアピールしてきた。前走の中山戦の大敗は道悪のひと言、得意の東京戦で今の状態なら巻き返し必至。人気も落ちているぶん馬券の妙味も大きく、絶好の狙い目。

◆土曜新潟11R・邁進特別
・リネンパズル
 北の角馬場→北Bコース→坂路というのが、この馬の最近の調教パターン。水曜は雨上がりだったこともあって、1週前は木曜追いとなったが、スムーズに折り合いがついて終始軽快そのもの。ここが休み明け3戦目。体調は大きく上向いている。新潟芝1000メートルのスペシャリストで、持ち前のスピード能力は1000万条件でも十分に通用するはず。好発から一気にハナを奪って、しぶとく粘り込む。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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