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アーリントンC

  • 2003年02月28日(金) 11時45分
 昨2002年のJRAの2歳リーディングサイヤーランキングは、サンデーサイレンスが例によって断然の首位。2位にその代表産駒のダンスインザダークが入った。

 注目は3位に新種牡馬のタイキシャトルが入ったことだった。もちろんタイキシャトルは中央・地方を合わせたフレッシュマンサイヤーランキングで首位を記録している。

 タイキシャトル(父デヴィルズバッグ)は、マイル戦以下ではG1・5勝を含め、ほとんどパーフェクトだった馬。また、父のデヴィルズバッグは、同じヘイロー直仔のサンデーサイレンスと、マームードのクロスを持つ配合が似ている点で、短距離のスピードレースに強いことは予想されたが、はっきり芝向きでもあった。

 朝日杯3着のテイエムリキサンが早くから頭角を現したが、もっとも光ったのはゴールデンキャスト。9月末の「ききょうS」1400mを1分21秒1のレコード勝ちだった。

 それも一気に逃げ切ったのではなく、前半は控えて進み大外一気。上がり34秒4での楽勝だった。同じ週、古馬1000万特別を上回ったから立派だ。

 骨折明けといっても、軽い剥離骨折だから競走能力には全く関係なし。本来の力は出し切れそうだ。これ以上距離が伸びると適正が問題になるが、マイルなら追走が楽になる分、むしろ有利だろう。

 今週の栗東の坂路およびダートは全体に時計が速く、楽々と好時計を出す馬が目立ったが、立て直した14番ワンダフルデイズ。4番ウインクリューガー、さらに7番ドローアウターの動きはとくに光っていた。ともに先行できる点で13番ゴールデンキャスト逆転もある。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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