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クイーンS、NST賞、関越Sなど

  • 2012年07月23日(月) 18時00分
【栗東トラックマン】
◆日曜札幌11R・クイーンS(GIII)
・エリンコート
「前走(マーメイドS7着)は状態が良かったので期待していましたが、案外な内容。結果的にもう少し前で流れに乗った方が良かったのかもしれません。その後はここを目標にして順調に調整できていますし、休み明けを使った上積みもあるでしょう。気持ちひとつで一変してもいいと思っています」(松本調教助手)

・オールザットジャズ
「前走(ヴィクトリアマイル16着)後は連戦の疲れを癒やすために放牧に出してリフレッシュ。ここを目標に函館競馬場へ入厩してからは、馬体回復に努めつつ調整してきました。だいぶ筋肉に張りが出てきたし、当週までには態勢は整うでしょう。力のいる馬場状態でも結果を出しているので洋芝にも対応してくれると思っていますし、秋に向けていいスタート切ってもらいたいですね」(清山調教助手)

・フミノイマージン
「前走(ヴィクトリアマイル15着)後は放牧に出してリフレッシュ。6月末に函館競馬場へ入厩し、ここを目標に順調に乗り込んでいます。馬は元気いっぱいで、状態に関しては不安はありません。札幌でも勝っているし、条件に関しては心配入らないと思いますが、元々使いつつ良くなるタイプなので、そのあたりがどうかでしょう」(中井調教助手)

・レジェンドブルー
「前走(マーメイドS13着)は結果が出ませんでしたが、放牧明けということもありましたからね。その後は短期放牧を挟んでここを目標に調整。滞在もいいようで、馬は元気いっぱいですし、攻め馬を消化しながら確実に状態は良化していますね。札幌は相性がいい舞台だし、仕上がりも上々ですから、スムーズに先手を取れるなら変わり身があっても良さそうです」(宮調教師)

【美浦トラックマン】
◆日曜札幌11R・クイーンS(GIII)
・コスモネモシン
 時計は少ないが、ビッグレッドファームで十分に乗り込んでの札幌移動。負荷のかかる坂路で入念に乗り込まれていただけあって、寸分の狂いもない仕上げ。「どうしてもこの馬に重賞タイトルを取らせたい」というオーナー、そして陣営の意気込みが見てとれる。自在性があるので、札幌のような小回り+コーナー4回のコースがベスト。クビ差2着だった昨年以上の結果を期待していい。使い込むよりこ久々の方が断然いいタィプ(昨年も2か月半ぷり)。ここはキッチリ決めたい。

◆日曜新潟11R・NST賞(OP)
・ドリームバスケット
 前走の福島テレビOP。ひと息入れて馬体を回復。好位の外でスムーズに折り合い4角では射程圏。スローペースで逃げた勝ち馬はつかまえられなかったが、オープンでもメドを立てた2着。函館記念を勝ったトランスワープに先着も価値大。1週前の追い切りはゴール前で軽く仕掛け5F66秒1-上がり38秒1。今回は前走時より間隔は詰まっているが、馬体を大きく見せて柔軟な走りを披露。再度オープン特別なら必勝。

◆日曜新潟10R・岩室温泉特別(1000万下)
・カフェシュプリーム
 除外の影響で間隔があいたが、毎週ビシビシ追われ、好調教を連発。先週も多少余裕残しの手応えで好時計をマーク。稽古駆けタイプとはいえ、動きの良さが目立っている。キッチリ仕上った馬体でレースに臨めそうだ。千二と千四では、戦績がガラッと変わる馬で、前走の敗戦は度外視。先行馬絶対有利な新潟のダート千二なら、スピードを生かして好勝負できる。

◆土曜新潟11R・関越S(OP)
・コンノート
 開幕週の柳都ステークスを制した後中1週のレース間隔となるため、中間は速い追い切りをかけていないが、馬体を見る限り前2走時と同様フックラしており、夏場連戦の反動は全くなし。内々でロスなく立ち回れた前走から、モマれてもヒルむことなく競馬ができているのは成長の証。再度の1800m戦、相性の良い平坦コース。ハンデも恵量と思えるだけに、ここは状態の良さも加味して連勝の期待十分だ。

◆土曜札幌11R・TVh賞(1600万下)
・ルルーシュ
 巴賞を使った後は一旦、美浦に帰厩。遠征の疲れや反動は全くなく、元気な姿を見せている。1週前はウッドチっプで72秒8-42秒2、500キロを超える大型馬だが、軽いフットワークは素軽さ満点。張ち切れんばかりの体にピカピカの毛づや、引き続き絶好調をアピールしている。トウカイパラダイスに内をうまくすくわれてしまった前走も、3着以下には2馬身半差と、オープンでも十分通用することを見せつけていた。今回は自己条件の準オープン戦、状態・条件ともに不安材料はなく、人気でも逆らう手はない。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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