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関屋記念、長岡Sなど

  • 2012年08月06日(月) 18時00分
【栗東トラックマン】
◆日曜新潟11R・関屋記念(GIII)
・ドナウブルー
「前走(安田記念10着)のあとはNFしがらきへ放牧に出してリフレッシュ。1か月ほど前に帰厩してここを目標に調整してきました。乗り込みも順調で、1週前追い切りもいいタイムを計時しているように、休み明けでも力を出せる状態です。今年になって心身ともに成長を感じるし、条件もいいので期待しています」(石坂調教師)

・トライアンフマーチ
「前走(中京記念3着)は長期休養明けの分レース勘が戻っているかどうかが心配でしたが、さすがの能力を見せてくれました。ハンデを考えてもよく走ってくれていると思います。レース後は反動もなく順調で、1週前追い切りもしっかり動けていました。馬体重は数字的にそう変わりはありませんが、使った上積みは見込めますし、前走以上の競馬を期待したいですね」(山田調教助手)

・エアラフォン
「前走(中京記念6着)はゲートのタイミングが合わずに後手を踏んでしまいました。米子Sを使って状態は上向いていたので楽しみだったのですが、あれが痛かったですね。レース後は特に疲れも見せず順調で、状態はキープできています。うまく流れに乗って中団あたりで脚を溜める競馬ができれば楽しみです」(兼武調教助手)

・シルクアーネスト
「前走(NST賞4着)はスローな流れになってしまいましたし、出遅れが響いた格好です。最後はいい脚を使ってくれますが、さすがにあの上がりでは厳しいですね。レース後は特に問題なく順調に調整できていますが、中1週の長距離輸送とあってそのあたりがどうか。左回りのマイル戦という条件はいいので頑張ってほしいですね」(池添調教助手)

・ミッキードリーム
「前走(中京記念4着)は米子Sを使って上積みを感じる状態だったし、最後までしぶとく脚を使っていいレースをしてくれました。レース後も大きなダメージはなく順調。ただ、前日輸送が苦手なタイプなのでそのあたりがどうか。条件はいいし、引き続き状態も良好なので楽しみにしています」(音無調教師)

・レインボーペガサス
「昨年のマイルCS(12着)後、脚元に不安があってゆっくり休ませていた。帰厩後は順調に来ているし、徐々に気負いがなくなってリラックスして走れるようになってきましたね。1週前追い切りの動きも良かったし、徐々に仕上がってきています。正直もうひと追い欲しいところだけれど、久々は苦にしないタイプだから期待したいところですね」(鮫島調教師)

【美浦トラックマン】
◆日曜新潟11R・関屋記念(GIII)
・マイネイサベル
 5月のVマイル6着以来で3か月ぶりの実戦だが、7月下旬、美浦に戻ってからは追い日ごとに長めを入念な乗り込み。1日の1週前追いでは格下ラインロバートを追走し、5Fで1.5秒も差がありながら、直線になると並ぶ間もなく、ゴールでは1.3秒も先着。6F83秒7〜5F67秒4〜3F38秒9の時計は目一杯追ったわりに多少不満が残るが、それでも馬場の大外を回って、1F力強い脚どりは好感が持てる内容。これで息持ちが一変するはずで、多少余裕があった馬体もキッチリ絞れてくるはず。新潟は新馬勝ち・続く新潟2歳Sを連勝しているゲンの良いコース。その2歳時以来2年間勝ち鞍がないものの、大崩れのない戦いぶりには安定感十分。一瞬の決め手優先外回り1600m戦、夏に強い牝馬、1、2、4着の鉄砲実績から久々の今回もいきなりの好勝負は必至。

・キョウエイストーム
 ここは久々の実戦になるが、早くからこの関屋記念を目標に乗り込まれており、不満のない仕上げ。2週前には北馬場で大野騎手が手綱をとって、ゲートから飛ばして11秒5〜11秒4〜11秒4という猛ラップ。その後は坂路でビシッと追って、軽快な動きを見せつけた。すでにGIIIでは2、2、3着と結果を残している実力の持ち主で、前向きな気性とあってポン駆けもOK。折り合って脚が溜まれば、ラストは確実に伸びる。

◆日曜新潟9R・出雲崎特別(500万下)
・モビール
 スタートに課題があり、過去2度ほど出遅れて能力を出し切れないケースはあったが、前走1月の中山戦ではサッと2番手をキープして直線もしっかり伸びて500万クラスにメドを立てた。その後、休養に入り今回は7か月ぶりの実戦となるが、ハードと思える日程で強い稽古を積まれ、1週前の調教でも終い目一杯に追われて5F69秒2〜上がり39秒7。目立つ時計とはいえないが、これだけハードな調教をこなしたのは過去になく、馬体、脚元がパンとしたことを実証。緒戦から狙い打ち。

◆土曜新潟11R・長岡S(1600万下)
・イチオクノホシ
 桜花賞以来の競馬になるが、7月に帰厩してからは、坂路とポリトラックで豊富な乗り込みを消化している。1週前はポリトラックで半マイルから54秒4、終いを伸ぱす調教が厩舎パターンだが、直線は押さえ切れないほどの手ごたえで、ラスト1ハロンを12秒0。ゴーサインさえ出せば、飛んで行きそうなほどの勢いがある走りに久々感は全くなく、気合・体調ともに不安のない状態が整っている。新馬戦はこの新潟で、大外から直線一気に突き抜けた馬。阪神JF4着、クイーンS2着の実力馬、準オープンクラスなら力の達いを見せつけてくる。

・ミトラ
 1週前追いは回転の速いキビキビとしたフットワークで、楽に11.7秒をマーク。同馬本来の、スピード感ある動きを見せた。大型馬でも全く重さを感じない状態で、臨戦態勢は整ったと思える。ダートで連勝したが、明らかにスピードタイプの走法。それをフリーウェイSのレコード勝ちで証明した。インを突いた前走は、出し抜けを食った感じの敗戦で好内容。左回りの千四なら、同馬の良さがフルに出そうだ。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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