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オルフェ大外18番枠も「運が向いてきた」(池江師)/凱旋門賞・現地レポート(10/5)

  • 2012年10月05日(金) 21時00分
レース展開を大きく左右する枠順。現地時間5日行われた運命の枠順抽選会の模様を詳細リポートします。オルフェーヴル大外枠決定に、会場の雰囲気は…!?(取材・写真:土屋真光)
 レースをいよいよ2日後に控えた現地時間の5日。市内の回転式広告やメトロの壁などに凱旋門賞の告知ポスターが目立ち始め、いよいよ本番に向けての盛り上がりを感じさせつつある。

 さてこの日の午前。パリ市内凱旋門の目と鼻の先にある高級レストラン「L’Arc Paris」で、凱旋門賞(とアラブワールドカップ)の枠順抽選会が行われた。

 海外のビッグレースの枠順抽選会というと、ドバイや香港、メルボルンカップなどのように、スポンサー色の強い趣向のもと、オーナーや調教師、騎乗する騎手などの関係者が一同に介し、その関係者が壇上に上がって自ら愛馬の枠順を引く、というのがすっかり一般的。しかし、凱旋門賞は、出走馬の関係者は特に招かれず、もちろん登壇もしない。一見すると、事務的で淡々したものの印象だが、今年はスペシャルゲスト、ロンドンオリンピックの女子70kg級金メダリストのリュシ・ドコス選手が抽選を行うこととなった。北京オリンピックでは谷本歩実選手に決勝戦で破れたという因縁を持つドコス選手。その手が引き当てる馬名と枠番号に視線が集まった。

運命の枠順抽選会

運命の枠順抽選会

 まず真っ先に引いたのは、注目の1頭キャメロット。一旦はブックメーカーのオッズから姿を消したが、参戦を確定させてからは日を追うごとにその評価を上げており、枠順抽選前の段階でオルフェーヴルと並ぶ4.5倍〜4.75倍のオッズを示していた。ドコス選手が引いたのは5番枠という内過ぎず、外過ぎずの絶好枠。ロビンフッドとアーネストヘミングウェイの2頭のラビットを用意しているオブライエン厩舎にとってはさらなる追い風となった。

 その後もヴェルメイユ賞を勝ったシャレータが11番枠、追加登録で出走となった今年の仏ダービー馬でニエユ賞も勝ったサオノワが2番枠と有力馬が次々と好枠に収まって行く中、5番目にアヴェンティーノが名前を呼ばれた

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