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大混戦の皐月賞

  • 2003年04月15日(火) 18時08分
 前哨戦の結果からどうやって本番を占うかに頭を使うのですが、桜花賞は、早くから1月19日の紅梅Sに注目していました。

 言わずと知れたピースオブワールドこそその時点でのナンバー・ワン。これと、ファンタジーSで0.2秒差、阪神ジュベナイルで0.4秒差に健斗していたシーイズトウショウが紅梅Sに出ていて、ここでこれに0.4秒差をつけて勝っていたのがスティルインラブだったのです。因みに、2着が0.1秒差で逃げたモンパルナス、そして3着がシーイズトウショウだったのでした。

 ピースオブワールドに迫まる馬という観点から捜していたので、この考え方には自信を持っていました。

 このステップのあとがチューリップ賞だったので、敗れて強しのスティルインラブを推すのであれば、ここで0.2秒差4着だったシーイズトウショウをひろっておくのも無理なことではありませんでした。

 路線の異なるアドマイヤグルーヴやヤマカツリリーは、過去の桜花賞馬のローテーションからは一歩控えた立場にしておくという思い切りさえあれば、中心にすえるということはないというわけです。

 さて、次は皐月賞。2歳牡馬チャンピオンが弥生賞馬ですから、当然、このエイシンチャンプが中心と見たくなるのですが、朝日杯でこれに敗れたサクラプレジデントも、弥生賞で2着したスズノマーチも、いずれもタイム差なし。そこで、スプリングSでサクラに0.2秒差をつけたネオユニヴァースが俄然、押し上げられてきたということでしょう。

 ザッツザプレンティの弥生賞を落鉄で論外とすれば、京都2歳Sでエイシンに0.1秒差の2着に目をつけ圏内。黄菊賞でエイシンに先着しているサイレントディールも、きさらぎ賞でネオユニヴァースに0.1秒差の2着があるので捨て切れずと、やはり、今年は大混戦ですね。以上から3頭にしぼります。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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