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高配の使者アロマティコ/バージョンUP作戦

  • 2012年10月12日(金) 18時00分
 3歳牝馬3冠最終戦の第17回秋華賞(14日=京都芝内2000メートル)。ジェンティルドンナ(1面にも詳報)で断然ムードだが、へそ曲がりでおなじみの「VU作戦」は…。

 1週後のダービーを上回る時計で勝ったオークス、圧倒的な内容だった前哨戦のローズS。近2鞍からすでにジェンティルドンナの“3冠当確”といったムードが広がっている。それでも2冠陣営が気になるのは3度続けて2着に退けたヴィルシーナの存在だろう。

 オークスが春開催になった1953年以降、牝馬クラシック2冠馬は昨年まで11頭。ただ、2冠が1、2着ともに同じ馬だったのは93年(ベガ→ユキノビジン)、2009年(ブエナビスタ→レッドディザイア)の2例しかない。今年のジェンティルドンナ→ヴィルシーナは実に3走連続同レースで同じ序列(着順)なのだ。

 当然、ヴィルシーナ陣営は様々な逆転策を練っているはず。春2冠ではあっさり差され、逆の位置取りだったローズSでは差し届かない。それでも上がり3ハロンは同じ33秒2。前3戦よりはるかに直線が短い京都内回りなら…。2番手から押し切った2月のクイーンCのようなレースが最善に思える。

 2冠馬にとって敵が17頭いても、ヴィルシーナはやはり特別な存在。前走で無難に先行できたことが、2冠馬にもろ刃のつるぎとならないか? ヴィルシーナ過剰マークの早めの仕掛けが後続にチャンスをもたらす気がする

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