皆様、新年あけましておめでとうございます。競馬では「一年の計は金杯にあり」なんて、ことわざをもじった言葉がありますが、これが事実だとすれば、No.1予想をご覧いただいた方、また競馬予想TV! をご覧いただいた方には多大なご迷惑をお掛けし、一年のスタートにとんでもない予想を提供したことになります。
今、振り返っても、京都金杯でダローネガに本命を打ったことは後悔していません。ただ元気がありすぎて、あれだけ行きたがるようなシーンになってしまうとは思っていなかっただけに、それに関してはごめんなさいと言うしかありません。しかし反省の弁を述べても仕方ないのが競馬。今回の京都金杯の予想にガッツリと乗っていただいた方には、次に機会に必ず結果を出させてもらう、そういう気持ちでこの一年を頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
今週は3日間開催。フェアリーS、日経新春杯、京成杯といった重賞が連日組まれていますが、それぞれのレースでの注目馬を今朝の調教の様子からレポートしてみたいと思います。
巻き返し狙うストークアンドレイ
フェアリーSは賞金的に確実に出走できそうな有力馬は美浦所属ばかり。ここでは函館2歳Sを制して賞金的に出走できるストークアンドレイを取り上げました。栗東での調整になったここ2走が二桁着順だけに、そこからの巻き返しに注目といったところでしょう。
今朝もいつも通りに坂路をキャンターで駆け上がってきましたが、その表情はやる気に満ち溢れていました。前走時の中間の様子もこんな感じだっただけに、馬の状態自体は大きく変わったという感じではありません。ここ2走の敗因は距離なのか、それとも調教では見せることのない部分なのか。個人的にはいつ走っても不思議ないと思っているだけに、本命は打てないにせよ、最終追い切り次第では、印を回す必要はある存在なのかなと考えています。
日経新春杯はnetkeiba.comの予想オッズ(8日13時現在)で1番人気がムスカテール。ただこちらは今朝の友道康夫調教師への取材でも出走が決まっているわけではありません。ひとまずは明日の追い切り次第ということになりそうですが、個人的には仮にここへ出走しても勝ち負けという感じではないと思っています。
ダコール、得意の京都で勝負
ラウンドワールド、叩き良化か
個人的に主役を務めそうな気がするのはダコール。そもそも京都コースには絶対的な成績を残しており[3-2-2-0]と複勝率は100%。これだけでも信頼度は高いと思いますが、1月3日にCWで追い切った際の動きが非常に目立っていました。
もちろん今朝の坂路でも軽快な動きを見せており、前走から間隔が空いていることによる不安はありません。あとは最終追い切りを釜山S1着時のように、坂路で終い最速ラップの追い切りができるという点だけでしょう。
ちなみに今朝の坂路馬場を歩いた時の感触は、先週よりも時計が出るかも知れないなという乾き具合。日中も晴れ間が見えている栗東ですから、明日は先週よりいく分、時計が出る、まともな馬場になっているかも知れません。
最後に京成杯。こちらはなんといってもラウンドワールドに注目が集まるところでしょう。前走は446キロで札幌2歳S時から比較して18キロ増という太目。ただ敗因はそれよりも、スタートが悪く、超スローペースを後方から追走せざるえなかった点でしょう。
今朝も坂路キャンターには岩田康誠騎手が跨っていましたが、前走時以上に頭の位置が低く、鞍上の指示をしっかりと聞いているように見られました。やはりひと叩きした効果は大きいようですし、馬の状態は気になるような点は一切ありません。あとは中山競馬場までの輸送をクリアできれば、力を出せると思います。
◆次走要注意
・1/5 中山4R 2歳新馬【
ニイラゴンゴ】(6人/8着)
調教の内容、そしてレースでも直線に入るまでは勝ち負けできる態勢でしたが、全く伸びなかったのは手前を替えなかったから。このあたりは初めてのレース、そして若さでしょう。よほど右手前で走ることが得意な馬なら左回りで一変するでしょうし、調教ではしっかり走れている馬ですから、次走、中山でも特に問題なく一変するでしょう。
[メモ登録用コメント] 最終追い切りで併せ同入、先着なら勝ち負け
・1/6 中山9R 寒竹賞【
ハッピーモーメント】(1人/3着)
パドックでの雰囲気はメンバーの中で一番。レース中の行きたがる素振りを見ていると、少し気合が乗りすぎていたのかも知れませんが、馬体のスケールなどは重賞でも勝ち負けするような感じ。ただ中山では全力を出し切れなかった印象があるだけに、できれば広い馬場で思いっ切り走らせてあげたいところです。
[メモ登録用コメント] 最終追い切りが角居勝彦厩舎の勝負調教なら勝ち負け
◆今週末馬券圏内
・1/14 京都10R 紅梅S【
オツウ】
前走のレース内容は能力の半分も出せずじまい。牝馬同士なら、オープン特別への格上挑戦とはいえ、負けられないところでしょう。
[メモ登録用コメント] 最終追い切りが須貝尚介厩舎の勝負調教なら勝ち負け