早速ですが、今週の桜花賞。先週までの追い切り内容を含めた、今朝の調教内容などのレポートをしたいと思います。

　まずは自分が一番気になっている馬から。コレクターアイテムは阪神JF、クイーンCと連続して1番人気の支持を受けていますが、結果は出ていません。それどころか、前走は後方ままの9着で、見せ場すらないレース内容になってしまいました。

　それだけに、復活できるのか、かなり不安に思っていましたが、中間に山元トレセンに放牧へ出されたことが、大きな効果があったのでしょう。1週前追い切りではこれまでに見せたことがないくらい、素軽い動きをして、シュプリームギフトに先着しました。この内容に関して、須貝尚介調教師に伺ったところ、笑みでの返答。かなり手応えを感じているようです。


　今朝2日は坂路のキャンターでしたが、速すぎないラップを刻んで、4F65.7秒。適度な気合乗りがあり、でも我慢するところは我慢するといった感じで、状態に関しては文句ありません。あとは最終追い切りでどの程度動いてくれるか、先着する必要はありませんが、手応えに余裕がありながら、相手に同入できれば理想です。

　2歳女王のローブティサージュは前走チューリップ賞9着の後は、在厩のまま、調整が続けられています。そのため、坂路で時計を出したのが、3月中旬でした。しかし、週1本のペースでの追い切りなので、本数が多いというわけではありません。

　今朝も坂路馬場へ移動する際に素直に応じない仕草を見せていましたが、少し気性的な難しさが出てきているのかも知れません。もちろん、管理する須貝尚介調教師はそのあたりを把握しており、現状のローブに最適な方法を選びながら、調整しています。ただ個人的には、何か気にするものがありながらの調整は割引だと考えています。

　適鞍と思われた芝1400mのフィリーズレビューで惨敗を喫したサウンドリアーナ。ただ、これには調教的な原因があるというのが私の考えなので、決してこの敗戦は評価を下げるべきではないと考えています。


　むしろ、今朝の調整を見ていて、一発あるかも知れないと思えたからこそ、ここで取り上げたのですが、これまでは坂路でのキャンターは斜め前に馬を置いて、その後ろでじっと我慢することを覚えさせていました。それが今日はゴール板のちょっと手前で先行馬に並びかけて、ゴールの位置では相手を一気に突き放していました。この表情を見ていると、早目に競馬して、後ろに差されたら仕方ないくらいのレースのイメージが沸きました。そうなると、非常に不気味な存在になりそうです。

　チューリップ賞を勝って、1番人気の支持も考えられるクロフネサプライズ。1週前追い切りでは坂路で酒井学騎手(レースでは武豊騎手)が跨って、抜群の動き。もともとパワーがあるタイプだけに、傾斜のある坂路馬場は得意なのかも知れません。

　しかしそれだけではなく、今が絶好調という感じは今朝の坂路キャンターでも伝わってきました。非常に良い表情をしていますし、首と胴体の位置が水平になっていて、いかにも推進力がある走り。自分のペースで競馬をして、最後まで粘り込めるかどうかという内容になるでしょうが、前走時同様、後続を封じ込めてしまう可能性もありそうです。

◆次走要注意

・3/30　中山11R　船橋S【ジョーオリオン】(1人/10着)
　1600万下に昇級してから、2戦続けて1番人気の支持を受けるも、5着と10着。結果を出すことができません。完全に左回り仕様の走りになっている証拠でしょう。また調教内容も馬なりだけで軽く仕上げる調教タイプが好走の条件。左回りの芝1400m以下の距離なら、簡単に勝ち上がりそうな気がします。

[メモ登録用コメント]　左回りの芝1400m以下で馬なりだけの調教なら勝ち負け

・3/31　中山9R　春風S【クランチタイム】(10人/5着)
　当日のパドックでは非常に気配良く周回しており、休養明けで調教本数が不足していること、馬体重が14キロ増えていることが気にならないくらいでした。しかし、実戦では先行するも粘り込むことができず5着。気配の良さがスピード感に共通するものがあっただけに、次走のパドックでも気配が良ければ狙える一頭。もちろん調教本数は標準以上が条件です。

[メモ登録用コメント]　調教本数が標準以上なら馬券圏内

◆今週末馬券圏内

・4/7　阪神10R　忘れな草賞【カラフルブラッサム】
　前走フラワーCは道中から外を回る展開になり、勝負どころでは脚がなくなってガス欠。1番人気に推されながらも、だらしない結果に終わりました。しかし前走時は最終追い切りが坂路で、いつもの好走時と違うパターン。今回は地元競馬ですし、CWコースで追い切るようなら巻き返し必至です。

[メモ登録用コメント]　最終追い切りがCWなら勝ち負け