同一厩舎の2週連続重賞V、同一ジョッキーの土日重賞Vなどは、それなりにお目にかかることはあるが、同一担当者(厩務員または持ち乗り助手)の1日GI・2勝は少なくとも記録上残っていないのではないか?
そもそも同じ日にGIが複数あること自体が今のJRAではない(2004年にジャパンCとJCダートが同日開催になったことがあったくらい)。
唯一可能性があるのは秋に行われるダートの祭典「JBC」。そのJBCで大記録を狙っているのが佐藤正厩舎の並床助手だ。
「僕自身が勝手に言っていることなんですけどね(笑い)。サウンドリアーナが端午Sを勝つ前から、ワンダーアキュートと2頭でJBCに行って1日GI・2勝を目指す野望を持っているんです」
担当馬の1頭ワンダーアキュートが連覇を目指しJBCクラシックへ。そしてもう1頭、前走の端午Sで初ダートながら圧巻の勝ちっぷりを見せたサウンドリアーナをレディスクラシックに使えば大記録達成の可能性は十分あるというわけだ。
「端午Sがとにかく強かったですからね。折り合ったのが良かったんですけど、あの勝ちっぷりだったら多少かかっても勝っていたんじゃないですか。あれならマイルでも距離は持つと思うし、状態ももう一段階良くなってますよ」
26日の帝王賞に出走するワンダーアキュートも「これまでの休み明けで一番のデキですね」とのことだが、まずは秋に大記録に挑戦するためにも、日曜(16日)のユニコーンSで「賞金を加算したい」サウンドリアーナの走りに注目したい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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