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宝塚記念、パラダイスSなど

  • 2013年06月17日(月) 18時00分
【栗東トラックマン情報】
◆日曜阪神11R・宝塚記念(GI)
・ゴールドシップ
「前走(天皇賞・春5着)は外をまくって行く時にかなり脚を使わされてしまいました。結果的には進め方ひとつで違う形になったのではないでしょうか。レース後は短期放牧を挟んでここを目標に帰厩。順調に調整段階を踏んでいくことができています。内田騎手もできるだけ栗東に来て乗ってくれていますし、巻き返したいですね」(須貝調教師)

・ジェンティルドンナ
「前走(ドバイシーマクラシック2着)は敗れたとはいえ、初めての海外遠征で2着だからね。帰国後は着地検疫を経て、ここを目標に帰厩。順調に調整できています。1週前追い切りは坂路の馬場が悪い中、しっかりとした時計を出してくれたし、いい負荷をかけられました。納得のいく状態で出走できそうだし、相手は強いけれどここでも期待しています」(石坂調教師)

・シルポート
「前走(安田記念18着)は行き切ることができたけれど、時計も速かったし、苦しい結果になってしまいました。レース後は順調に調整できているし、引き続き状態はいいですね。今回は久々の2200m戦になるけれど、年齢的にズブさが出てきている今なら、このぐらいの距離の方が自分の競馬ができるかも。相手は強いけれど、今回も逃げにこだわりたい」(西園調教師)

・ダノンバラード
「前走(鳴尾記念3着)は勝負どころでややスムーズさを欠くシーン。早めに抜け出したいタイプだけに厳しい展開でした。レース後は特にダメージなく順調に調整できています。1週前追い切りも予定通りの内容でしたし、引き続き好調をキープできていますね。相手は強いですが、この条件自体は合っていると思いますし、道悪が得意なのでちょっと馬場が渋るようなら楽しみです」(池江調教師)

・トーセンラー
「前走(天皇賞・春2着)はいい位置で折り合って進めましたし、内容は完璧でしたからね。勝った相手を褒めるべきでしょう。レース後は放牧に出してリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩。順調に調整できています。1週前追い切りの動きも良く、跨った武豊騎手もいい感触をつかんでくれました。相手は強いですが、引き続き楽しみですよ」(田代調教助手)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜東京9R・八丈島特別(500万下)
・ジェラテリアバール
 経験話相手のデビュー戦、1頭だけ違う脚いろで鋭く差し切り。2連勝の期待をかけた前走は、キャリアの浅さをモロに見せてしまっての10着。それでも自身の上がりは33秒2、着順ほど見せ場のない内容ではなかった。前走の反動はなく、6月に入ると調教を再開。1週前はウッドチップで68秒0-38秒2、2歳馬に胸を貸しながら、余力たっぷりにゴールイン。直前の稽古でズブさを見せていた前走とは動き一変、走る気を見せ、動き・気持ちともに大きな変化を見せている。前走の1戦で見限るのは禁物。素質は間違いなく1級品の馬、改めて狙い撃ちしたい。

◆日曜東京11R・パラダイスS(OP)
・ハナズゴール
 小柄な牝馬でも最近は馬体減りがなくなり入念な乗り込み。1週前追いもテンから意欲的にとばし、半マイル47秒6という破格の好時計をマーク。走りやすい馬場だったとはいえ、力強い伸び脚が、ひときわ目立った。GI挑戦の前走は6着に終わったが、ヴィルシーナと0.3秒差なら、能力は1級品と思える。ここでは力が違うし、東京の千四は、条件当時とはいえ、後方からアッサリ抜け出す強い競馬だった。

・ムクドク
 ダービー卿以来でひと息入ったが、6月9日・12日の追い切りはいずれも素軽さ十分の内容で、太め感なく仕上がっている。特に12日の1週前追いは1000万ストロングポイント相手に、2馬身先行から寄せつけずにそのまま先着。5F66秒6〜3F37秒7〜1F13秒5の時計は平凡でも、ゴール前の手応えの良さは絶好のもの。大型馬ながら使い込むよりむしろひと息入った後の方が良いタイプ。1週前追いですでに好仕上がりの状態も考えるとここは狙い目十分。今回の1400戦は、折り合いもつけやすい距離だけにむしろ好材料。ジックリ構えた末からの末脚勝負に期待。

・レオアクティブ
 前走京王杯SCは勝負どころの残り300Mで前がカベとなる不利。最後強烈な差し脚を見せながら4着はもったいない結果だった。その後安田記念に使えずここまで待ったが、12日の1週前追いを見る限り太め感なく仕上がっている。12日はポリトラックに入って単走追い。前半は折り合いをつけ、直線に向いてから一気に加速し、5F67秒0〜3F38秒1〜1F11秒9の好タイム。ケイコ駆けタイプは確かだが、それにしてもスピード感十分で、ラスト1F重心が沈んだフォームを見る限りさらに状態が上がってきているはず。距離はベストの1400、東京コースも実績十分。あとは直線で馬群を捌ければ爆発力発揮。

◆日曜函館10R・奥尻特別(500万下)
・ディサイファ
 勝ち味の遅さで出世が遅れたが、馬体、動きの良さから、デビュー前に評判になっていた馬。前走は順当勝ちと思えるし、もっと上のクラスで競馬ができるはず。1週前追いは終い追われると好反応で上々の伸び脚。遅まきながら本格化してきた感がある。クラス編成が変わり、再度500万を使えるのは、何より有利な材料。この1戦をキッカケに、夏場の飛躍を期待できる馬だ。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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