【栗東トラックマン情報】
◆日曜中京11RプロキオンS
・エアウルフ
「前走(欅S2着)は道中うまく脚を溜めてしっかり伸びてきましたし、2着とはいえいいレースだったと思います。レース後は特に問題なく順調に調整できています。1週前追い切りではまだ物足りない感じでしたが、当週のひと追いでちょうど良く仕上がりそうです。重賞は初めてですが、自在性がありますし、先々を考えてもここで賞金を加算したいですね」(松田調教助手)

・エーシンウェズン
「前走(フェブラリーS13着)は目に見えない疲れが出てしまったようで、この馬らしい競馬ができませんでした。レース後は放牧に出して立て直し、ここを目標に調整。順調に来ていますし、力は出せる状態に持っていけそうです。条件もいいですし、スムーズに運べれば楽しみです」(野中調教師)

・タイムズアロー
「前走(夏至S1着)は休み明けだったけれど、状態は良かったし、終いいい脚を見せてくれましたね。レース後は特に問題なく順調に調整。引き続き雰囲気はいいですよ。今回は昇級戦だし、1400m戦も久々になるのでなんとも言えないが、前走のような末脚を活かせる形なら楽しみじゃないかな」(松田博調教師)

・ダノンカモン
「前走(アハルテケS1着)は得意の東京コースで力のあるところを見せてくれました。レース後も特にダメージはなく、順調に調整することができています。最近はモタれる面もだいぶ解消されていますが、左回りはよりスムーズに進められますから、この舞台はプラス。期待していますよ」(池江調教師)

・セイクリムズン
「前走(さきたま杯2着)はちょっと追い出しを待たされた分敗れたけれど、賞金は加算できましたし、よく頑張ってくれています。レース後はここを目標に調整しているけれど、年齢的にも状態の波はなく変わりなく順調。堅実に走ってくれているし、ここでもいい競馬を期待しています」(服部調教師)

◆日曜福島11R七夕賞
・エクスペディション
「前走(鳴尾記念2着)は状態も良かったけれど、16着だったその前の小倉大賞典もデキは良かったし、やはり暑い時期がいいタイプなのかな、と思います。レース後も特に問題なく順調に調整できていますし、調教内容も良化。体調に不安なく来ているし、引き続き楽しみですね」(石坂調教師)

・トレイルブレイザー
「前走(ドバイシーマクラシック11着)のあとは着地検疫、放牧を経てここを目標に帰厩。その後は順調に乗り込めています。久々の分まだ緩さがある状態ですし、元々叩いて良くなるタイプなので、そのあたりがどうかですが、地力は高いのでそのあたりに期待したいところです」(池江調教師)

・ファタモルガーナ
「前走(ダイヤモンドS6着)はちょっとピリピリしたところがあってそれが悪い方に出てしまった感じでした。レース後はしっかりと間隔を開けるために放牧に出してリフレッシュ。ゲートに不安があるので、前日に輸送できるレースを選んでここを目標に調整してきました。ゲート練習もしつつ順調に乗り込めているし、いい状態でレースに臨めると思います」(荒川調教師)

・ユニバーサルバンク
「前走(目黒記念7着)は見どころのある内容で、使いつつ状態は上向いている印象。この中間も特に問題なく、順調に乗り込めています。1週前追い切りもしっかりやれたし、仕上がりはいいですね。晩成タイプの血統だし、ここにきて馬体がしっかりして不安なく調整できているので、ここも期待しています」(松田博調教師)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜福島11R・七夕賞(GIII)
・ニシノメイゲツ
　昨暮に復帰後は6,11,9,12,9着と不振が続いているが、昨夏の福島戦は阿武隈Sを快勝。続く七夕賞が5着と、元来が夏場に調子を上げてくるタイプで、今年も前走メイSを叩いてからグングンと調子が上向いてきている。それが26日の1週前追いに表れており、時計が出やすいPコースといえ、単走でG前軽く仕掛けた程度の内容ながら、5F66秒1〜3F37秒4〜1F11秒6の好タイムをマーク。特に1Fは重心が沈む絶好の走りを見せており、ケイコ=実戦型らしい好気配に仕上がってきた。後方一気型で展開・馬場状態に左右されるものの、軽ハンデ・乱ペースを味方に大逆転を狙う。

・マイネルラクリマ
　前走(都大路2着)のあとは、ビッグレッドファーム鉾田に放牧に出されていたが、6月13日にトレセンに帰厩。その後は北馬場と南のウッドコース併用で、じっくりと乗り込まれてきた。放牧に出された当時は、左後肢の蹄を気にする素振りを見せていたようだが、今ではその痛みもすっかり消えて、1週前の時点で9分どおりの仕上げ。直前にもうひと追いすれば、万全の状態に持っていけることだろう。すでにオープンを3勝している実力の持ち主で、GIIIなら当然最有力。もちろんハンデは課せられるだろうが(おそらく57キロ)、それでも勝ち負けできるポテンシャルの高さがある。

◆日曜中京11R・プロキオンS(GIII)
・スノードラゴン
　2連勝で1番人気に押された前走は、期待を裏切った7着だったが、状態に陰りはなく、引き続き絶好調をアピールしている。前走後、10日後には坂路で調教を再開。1週前はポリトラックで64秒2-36秒6、直線しっかり追われると、ラスト1ハロン11秒8。体のバネを利かせた走りは鋭さ満点、追っての反応も良く、時計・動きともに文句のつけようがない内容だった。前走は人気のぶん気分良く行かせてしまったのが敗因か。脚を溜めれば溜めたぶんだけ、末脚の爆発力を増してくる馬。人気が落ちる今回は競馬がしやすく、改めて狙い撃ちしたい。

・トシキャンディ
　速い時計が先週で2本目ということで、稽古駆けタイプにしては多少重い動きだが、ビッシリ追われて気合のりが良好。今週の最終追い切りと輸送で、キッチリ仕上がりそうだ。休む前の3戦は不本意な成績だが、中央入りしてからは、夏場に良績が集中している馬。昨年のこのレースでアッと言わせる逃走劇を演じたように、極端にモマれなければ、今回も穴を出す可能性十分。

◆土曜福島11R・天の川S(1600万下)
・ルナ
　前走の春興S。久々のマイル戦だったが、好スタートからハナを切りややハイペースの逃げ。さらに直線入り口でスピードの違いを見せて後続を引き離し、そのまま余裕を持って押し切る。今回は2ヶ月半ぶりのレースになるが、急ピッチで乗り込まれ2週前、1週前と楽々5F63秒台をマーク。気性の勝った稽古駆けにしても63秒台は初めて。緒戦向きの気性で再度1600万クラス。小回りの福島コースで逃げ切り濃厚。