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函館記念、バーデンバーデンCなど

  • 2013年07月08日(月) 18時00分
【栗東トラックマン情報】
◆日曜函館11R・函館記念(GIII)
・アスカクリチャン
「前走(新潟大賞典8着)はスムーズさを欠く場面もあったし、力を出し切れませんでした。レース後は放牧に出してリフレッシュ。ここを目標に調整して順調に来ています。1週前追い切りもいい併せ馬を消化できて函館へ送り出すことができました。間隔は空きましたが、いい仕上がりだし、洋芝も合うと思うので楽しみです」(須貝調教師)

・エアソミュール
「前走(巴賞1着)はジョッキーもうまく乗ってくれましたし、この馬に流れが向きましたね。元々折り合いに難しところがあるタイプなので、ペースが速かったのは良かったと思います。レース後は反動もなく順調に来ていますし、ここもしっかりと調整していい競馬ができるようにしていきます」(前川調教助手)

・トウカイパラダイス
「前走(天皇賞・春8着)のあとは放牧に出してリフレッシュ。帰厩後、皮膚炎が出てしまったため無理せずここまで出走を延ばしました。その分、馬体が緩んでいるところはあるかもしれないし、レースまでしっかりと追い切りをこなしていって態勢を整えていきたいですね」(田所調教師)

・トウケイヘイロー
「前走(鳴尾記念1着)は折り合いの不安もありましたが、ハナに立ってうまくハミが抜けたし、距離を克服してくれたのは収穫でした。短期放牧を挟んでここを目標に調整してきましたが、1週前追い切りもいつもどおりの動きを見せていましたし、パワーがあるので力のいる洋芝も良さそう。ハンデ差がどうかですが、楽しみにしています」(清水久調教師)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜福島11R・バーデンバーデンC(OP)
・レオアクティブ
 前走の東京戦は3着止まりだったが、前が残る馬場コンディションでは仕方のないところ。それでもラストはキッチリと脚を使っており、「負けて強し」といえる内容だった。まだ復帰してから2戦しかしていないということで、中2週のローテーションでの福島参戦。小回りの1200メートルで、前半のペースが上がるようなら、いよいよ強烈な決め手が炸裂することだろう。1週前は水・木ともに北のCコースで普通キャンターの調整。直前に少し強く追えば、万全の状態に持っていけるはずだ。

・ビウイッチアス
 以前は輸送が堪えていた馬だが、体質が強化された現在は、その心配も全くなし。1週前追いは時計がかかりだした馬場で、余裕の51秒台。素軽さ満点の動きで、函館を使った反動は全くなし。好調子をキープしている。前走は好位のインを、ソツなく回ったが、直線で前が詰まる不利。7着といっても、勝ち馬とは0.2秒という僅差で、復調気配が感じられた。今回は、昨年勝ったレースで、完全復活を目指す。

・ケイアイアストン
 5月の鞍馬S以来で2ヶ月半レース間隔が開いたが、6月30日に15〜15、そして1週前追いの7月3日はウッドコースで単走追いから、5F70秒6〜3F39秒6〜1F12秒9を直線仕掛けてマーク。元来が調教で速い時計を出すタイプでなく、追い切り本数も3本程度で仕上がってくるだけに、直前にもう1本軽く追ってくれば十分。昨年は内からしぶとい末脚を発揮しての3着。今年はその内埒沿いを通った馬の伸びが目立つ馬場状態だけに、昨年同様のコース取りができればチャンスが広がるはず。スタート互角に出て、好位で立ち回る競馬に注目。

◆土曜福島10R・信夫山特別(1000万下)
・フェデラルホール
 前走の緑風Sは、久々を叩かれたものの直前の調教で6F87秒4〜上がり42秒1という遅い時計で終いモタつき、明らかに本物のデキとはいえなかった。高速馬場で上がりの競馬になったのも災いしての7着。立て直しを図り中間ひと息入れたが、ジックリ調整され1週前の追い切りでは横山典騎手が跨り5F68秒7〜上がり38秒7を押さえ切れないほどの手応えで計時。前走時とは気合一変。1000万クラスなら地力の違いを見せる。

◆日曜福島9R・南相馬特別(500万下)
・アーカイブ
 遅い流れに加え、馬場の悪いインコースを突いてしまった前走は参考外。反動や疲れは見せず、引き続き好気配をアピールしている。1週前追いはウッドチップで72秒6-42秒5、単走で軽く流してきたが、最後まで集中力を切らさず、鋭い脚さばきを披露。厚みを感じさせるパンパンに張った体つきも文句なし、今回も万全と言える状態を整えている。アッと言う間にごぼう抜きした中山での勝ちっぷりを考えると良い脚を長く使うタイプではなく、一瞬の爆発力を活かしたいタイプ。東京コースより、小回り福島コース向きの末脚。500万クラスで足踏みをする素質馬ではなく、1着づけで巻き返しを狙いたい。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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