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中京記念、福島テレビOPなど

  • 2013年07月15日(月) 18時00分
【栗東トラックマン情報】
◆日曜中京11R・中京記念(GIII)
・シャイニーホーク
「前走(米子S4着)は道中やや行きたがっていた分、最後の脚が甘くなった印象でした。レース後は厩舎で調整していますが、疲れもなく順調に乗り込めていますね。前走は外枠で前に壁が作れなかったこともありましたし、今回はうまく脚を溜めて折り合えればここでもいい競馬ができるのではないでしょうか」(橋口調教師)

・ドナウブルー
「前走(ヴィクトリアマイル5着)のあとは放牧に出してリフレッシュ。ここを目標に帰厩し、順調に乗り込めています。カイバ喰いが良く、体重の変動も少ないのでしっかりと調教できますし、追い切りの動きもいつもどおり上々です。前走のいい状態をキープしていますし、ここでも楽しみです」(古川調教助手)

・フラガラッハ
「前走(京王杯SC15着)は雨で馬場が緩み、時計がかかるのはプラスだと思っていたのですが、思った以上にノメってしまい、この馬の走りができませんでした。レース後は放牧に出してしっかりとリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩。順調に乗り込み、追い切りもいい動きを見せています。近走からあまり強気にはなれませんが、時計のかかる中京の馬場は合っていると思いますし、いいレースを期待したいですね」(松永幹調教師)

・フレールジャック
「前走(メイS4着)のあとは放牧に出してリフレッシュさせていましたが、状態も良かったのでここを目標に帰厩させました。乗り込みも順調で、普段から折り合いがついているのがいいですね。1週前追い切りは藤岡康太騎手に乗ってもらいましたが、動きは非常に良かったです。近走は折り合いに進境を見せていますし、終いは確実に脚を使ってくれますから、流れが向けば楽しみです」(友道調教師)

・リルダヴァル
「前走(エプソムC4着)は後方から内目をロスなく立ち回って差のない競馬ができましたし、内容は悪くなかったと思います。レース後は放牧に出してリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩。順調に調整できています。1週前追い切りもいい動きでしたし、あとはスムーズに折り合って進められればいいレースになると思います」(兼武調教助手)

◆日曜函館2歳S11R・函館2歳S(GIII)
・オールパーパス
「前走(新馬戦1着)はまだ余裕残しの仕上げでしたし、道中も遊びながら走っているような印象でした。母はスプリンターだったので距離がどうかと考えていましたが、あの内容ならマイルぐらいまでは持ちそう。血統的にもまだまだ成長するでしょうし、ここでどんなレースをするか楽しみです」(中竹調教師)

・キタサンラブコール
「前走(新馬戦1着)はハナに立ってから物見をして集中し切れていないような内容だったけれど、それでも勝ち切ったように素質は高い。練習ほどゲートが速くなかったので、勝った馬どうしのレースでどうかだが、実戦を経験して慣れてくれるだろうし、まだ伸びしろも十分なので期待しています」(昆調教師)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜中京11R・中京記念(GIII)
・テイエムオオタカ
 函館を使った後ということで、1週前追いは2歳馬に合わせた程度だが、それでも、時計が出にくくなった今週の馬場で余裕の50秒台。稽古駆けタイプとはいえ、最近では一番のスピード感を見せた。確実に状態を上げてきている。前走は出遅れが大きな敗因だが、千二が忙しくなっていることも確か。モマれず先行できそうな千六が、今の状態では向きそうで、厩舎の狙いもそこにありそうだ。

◆日曜福島11R・福島テレビオープン(OP)
・キョウエイストーム
 3ヶ月ぶりながら前走函館巴賞を5着と善戦。その後すぐ、美浦に帰厩し、中間はジックリと乗り込んだ。中2週のレース間隔を考慮し、11日の1週前調教は4F57秒7〜3F41秒9〜1F14秒1と押さえた内容だったが、終始素軽い走り。ひと叩きした後の反動が少なく、馬体からも見られない。むしろ気合いが上向いており、叩かれた効果は出ている。長期休養を挟んだ昨年は不振続きだったが、今春の福島民報杯3着で復活の兆しは十分。最終週で少し馬場が荒れてきたことは大歓迎で、3コーナーからのマクリ戦法ができるはず。夏に強い高齢馬の復活に期待。

・ファイナルフォーム
 中京記念もあるが、除外予定でこちらが本線。飛躍の年になると思っていただけに、今年2戦の内容に不満は残るが、500キロを楽に超える体の持ち主で、春は体が絞り切れなかった印象。昨年のラジオNIKKEI賞を勝っているように、絞りやすいこの時期に調子を上げてきた。1週前はウッドチップで半マイルから加速して51秒9-37秒6。直線軽く気合をつけてきたが、最後まで余力を残し、鋭い脚さばきを披露。前2走よりも腹回りをスッキリと見せ、気合のりの良さも目立っていた。オープン特別なら地力断然、ラジオNIKKEI賞と同じ舞台で、今回は負けられない一戦になる。

◆土曜中京11R・桶狭間S(1600万下)
・プリンセスキナウ
 長期の休養明けで、まだ本調子にはひと息と思えた前走の中京戦だったが、勝ち馬からは離されたものの、2着とはコンマ5秒差の5着と健闘。ポテンシャルの高さを証明してみせた。すんなりと2番手に行ってしまったように、1800メートルだと折り合いが難しいが、今回は自然とタメが利く1400メートル戦。本来の差す競馬がとれるはずだ。直線が長く、さらに坂のあるコース形態も、末脚勝負型のこの馬にはベストの条件。叩いた上積み、そしてハンデ戦であることを考えれば、チャンス十分といえるだろう。

◆日曜福島9R・種市特別(500万下)
・ダークマレイン
 降級しての前走500万下。久々の短距離戦でダッシュがつかず追走に手間取る。さらに直線を向いてから仕掛けたが、前を捌くのにも手間取り、最後で鋭く伸びたものの脚を余した形で5着。1週前の追い切りはレース後中1週でも4Fからキッチリ追われ52秒4〜上がり38秒3を絶好の手応えで計時。気性が強く折り合いが鍵だが、1200ならその不安もない。スムーズに流れに乗れれば今度は直線突き抜ける。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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