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アイビスSD、クイーンSなど

  • 2013年07月22日(月) 18時00分
【栗東トラックマン情報】
◆日曜新潟11R・アイビスSD(GIII)
・アウトクラトール
「前走(函館SS12着)は残念な結果だったけれど、展開が向かなかっただけで、着順ほど負けていませんからね。暑い時期がいいタイプで引き続き状態はいいですよ。1週前追い切りの動きが良かったし、あとは当週にやれば万全の仕上がりでレースに臨めそうです。直線1000m戦も昨年経験しているので、ここは期待しています」(宮調教師)

・アンシェルブルー
「前走(バーデンバーデンC14着)は最内枠とあって逃げる形になりましたが、どうも馬が気を使って走っている感じで、前に馬を置く形の方が良かったように思います。レース後は特に疲れもなく順調に調整できていますし、引き続き状態はいいですね。今回は速い馬が多いですし、うまく前に目標を置いて進められるでしょうから、条件もいいと思います」(今野調教師)

・ハクサンムーン
「前走(CBC賞2着)は道中いいペースで進めることができて、逃げ切ったかと思ったのですが、いい内容のレースだったと思います。増えていた馬体はほぼ成長分と見ていいでしょう。ずいぶんパワーアップしていますよ。斤量も56キロと有利だし、スタートを決めてスピードを活かす競馬を期待しています」(西園調教師)

・パドトロワ
「前走(函館SS1着)はスムーズな競馬で強い内容でした。この中間も硬さがなく、前走のいい状態をキープできていますね。今のデキなら、ここでもいい競馬ができるはずですし、サマースプリントのタイトルに向けてしっかりといい結果を出したいですね」(勝浦騎手)

◆日曜函館11R・クイーンS(GIII)
・オールザットジャズ
「栗東でしっかりと乗り込んでから函館へ輸送しています。以前は華奢な感じがしたけれど、今は体がしっかりしてきて、遠慮なく攻められるようになっていますからね。条件も合っていると思いますし、ここをステップに先々楽しみになるようないい競馬を期待しています」(松田調教助手)

・クィーンズバーン
「前走(巴賞14着)は流れが速く、厳しい展開になってしまいました。レース後のは短期放牧に出していましたが、間隔も空いていないのでしっかりと乗り込んでもらっていましたし、状態は変わりなく来ています。今回は牝馬限定戦ですし、うまくマイペースで運べれば巻き返してくれると思います」(浅見調教助手)

・マルセリーナ
「前走(マーメイドS1着)は毛ヅヤがグッと良くなって状態が上がっていたし、暑い時期は合っているのだろうね。レース後はここを目標に順調に調整。1週前追い切りまで栗東でしっかりとやってから函館輸送なので、当週はサッとやるだけで十分。引き続き好調だからここでもいい競馬を期待したいね」(松田博調教師)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜新潟11R・アイビスSD(GIII)
・ビラゴーティアラ
 春の新潟で1600万条件の駿風S(直1000M)を快勝後、ひと息入って2ヶ月半ぶりとなるが、7月の初旬から急ピッチの乗り込み。5日・11日・17日と計3本追い切りを消化しているが、1週前追いとなった17日は南ウッドの単走追いで5F69秒0〜3F39秒6〜1F13秒0をマーク。多少押さえ気味の内容といえ、前半から折り合いがつき、4Fから一気にスピードを上げそのまま絶好の手応えで駆け抜けた。細身の馬体を考慮して、調教でビシビシ鍛えることはないが、その分ジックリと乗り込んでおり、息もちは十分に整っている。新潟直1000M戦のキャリアは10戦して1着3回、2着1回、3着2回で、この距離のスペシャリスト的存在。夏場に強い牝馬の高齢馬。OP初挑戦といえチャンスは十分にあるはず。

◆土曜新潟9R・閃光特別(500万下)
・トルピドトウショウ
 福島最終週の予定もあったが、得意の新潟千メートルを狙っての1週延ばし。まだまだ全体に荒削りで、手前を替えなかったり、あるいはカイバ食いが細かったりと課題の多い馬だが、逆に上昇余地は十分に残しており、きっかけひとつで大きく変わる下地はある。新潟のこの距離には、ラスト1ハロンで一気に差を詰めて4着の実績があり、集中力さえ切れなければ、一発大駆けを期待できる意外性の持ち主。穴で狙って面白い。

◆土曜新潟10R・五頭連峰特別(1000万下)
・ミエノゴーゴー
 前走後は、小回り福島を避けてリフレッシュ。全3勝をあげる得意の新潟に向けて、意欲的な調整をされている。1週前はウッドチップで67秒6-37秒5、目一杯に追ってきた3歳未出走馬に胸を貸す形で、こちらは手綱を押さえたままゴールイン。気合のり良く、切れのある脚さばきは鋭さ満点。2ヶ月間隔はあいたが、動き・体つきに久々感は全くなく、不安のない状態を整えている。終い一手の馬ではなく、好位からの競馬も出来る馬。状態・条件ともに好材料がそろい、キッチリと巻き返してくる。

◆土曜小倉11R・KBC杯(1600万下)
・ダノンゴールド
 函館帰りになるが、帰厩後も毎日のように時計を出して、とにかく元気。1週前追いもテンから飛ばし、終いは迫力ある伸び脚。雄大な好馬体で気合のりも良好。状態面は文句なしといえそうだ。準オープンのダート戦を求めて小倉遠征となるが、輸送減りはなさそうなタイプ。小回りなら多少強引に先行しても、馬力で粘り込める馬だけに、初コースでも、ここは向いていそうだ。

◆日曜新潟9R・岩室温泉特別(1000万下)
・チャンピオンヤマト
 準オープンから1000万条件への降級で、陣営からは強気なコメントも出た前走の東京戦だったが、ゴール前で脚が鈍って13着と惨敗。しかし3ヶ月のブランク明け、さらには1ハロン長い1400メートルだったことを考えれば、そう悲観する必要はないだろう。福島3週目(1150メートル)の予定もあったが、除外で2週スライド。しかし、左回りが得意なことを考えれば、これはむしろ好都合と考えていいだろう。イレ込む気性を考慮しながらの調整だが、変にテンションが上がることなく、動きは実にスムーズ。能力どおりなら、1000万条件はアッサリと勝ち上がれる力がある。前走は度外視して、ここは大きく狙ってみたい。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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