スマートフォン版へ

小倉記念、レパードSなど

  • 2013年07月29日(月) 18時00分
【栗東トラックマン情報】
◆日曜小倉11R・小倉記念(GIII)
・エクスペディション
「前走(七夕賞7着)は勝負どころから外を通らされたし、雨で緩んでいた馬場も合わなかった感じ。それでもよく辛抱していたし、悲観する内容ではないと思います。レース後も特に問題なく順調に乗り込んで、今回は得意の小倉コースに替わりますし、レースが楽しみですね」(和田調教助手)

・ダコール
「前走(七夕賞5着)は外からよく追い上げたけれど、最後はさすがに厳しくなってしまいました。レース後は短期放牧に出してからここを目標に帰厩。順調に調整できています。平坦馬場は得意で、小倉コースも相性がいいですからね。馬場状態もいいだろうから、雨が降らず良馬場なら楽しみです」(中竹調教師)

・ナリタクリスタル
「前走(七夕賞11着)はこの馬もムラのあるところが出てしまったレースでした。いまだにアテにしづらいところはありますが、引き続き元気がいいし、普段の動きからは衰えは感じません。うまく展開がハマれば十分やれるし、力のあるところは見せられると思っていますから、なんとかもうひと花咲かせたいですね」(木原調教師)

・マックスドリーム
「前走(七夕賞4着)は展開も良かったけれど、この馬も力をつけていることがよく分かりました。レース後も体調が良く、暑い時期は合っている感じ。ただ、本質はマイラーだと思うので、捲っていくと最後が甘くなります。脚の使いどころがポイントになるでしょうね。うまくハマればチャンスはあると思います」(宮調教師)

・メイショウナルト
「前走(関ヶ原S2着)はスムーズにいいポジションにつけていい内容の競馬だったと思います。この中間も順調に調整できているし、ここにきてデビュー当初に感じていた実力を発揮できるようになってきましたね。今回は格上挑戦の形だけれど、前走の内容ならここでも期待できそうです」(武田調教師)

◆日曜新潟11R・レパードS(GIII)
・アムールポエジー
「前走(関東オークス1着)の後は放牧に出してリフレッシュ。ここを目標に順調に乗り込んでいます。1週前にいい動きを見せていましたし、輸送のある当週はサラッとやれば十分。ここにきてレースぶりが良化していますし、牡馬相手でも力的には勝負になると思っています」(野中調教師)

・インカンテーション
「前走(濃尾特別1着)を見てもここにきて力をつけてきているのが分かるし、落ち着いて競馬ができるようになっています。どんなレースでも力を出せますし、中京でのパフォーマンスを同じ左回りの新潟で出すことができれば。今の充実ぶりならと期待しています」(羽月調教師)

・ケイアイレオーネ
「前走(ジャパンダートダービー3着)は勝ち馬が強かったけれど、この馬も勝ちに行っての3着。手前を替える余裕がなくて最後はフラフラしていたぐらいだから、まだ成長の余地は十分ありますし、上積みも見込めます。使いつつ力をつけていますし、ここでも楽しみです」(西浦調教師)

・タイセイバスター
「前走(500万下1着)後は軽い骨折で休養させていましたが、しっかりと乗り込んできて順調に調整できています。この休みで馬体が大きくなって成長を感じますし、まだ底を見せていない魅力もありますからね。抽選になりますが、出走できれば好勝負は可能だと思っています」(大橋調教師)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜小倉11R・小倉記念(GIII)
・マイネルラクリマ
 前走の七夕賞は、競って逃げる2頭の後でなだめながら追走とキツイ展開。それでも4角で先頭に立って直線は後続を突き放す強い内容で完勝。骨折から完全に立ち直りGIクラスでも通用する力を感じさせた。1週前の追い切りは、6Fから意欲的に追われ81秒6〜上がり37秒9。それも大外を回っての時計だけに内容が濃い。これだけハードに追えるのは馬が完成されて充実の証。さらに勢いを増した今なら斤量を背負わされても負けられない。

◆日曜新潟11R・レパードS(GIII)
・ジェベルムーサ
 初の古馬との混合戦・取り消し明け・そのうえ550キロを超す巨漢馬が小回り福島を克服しての勝利は地力強化の何ものでもない。その後中3週しかレース間隔が開いてないにも関わらず、中間は坂路とウッドを交えて計3本の追い切りを消化。24日の1週前追いこそ、格下エアカリナンを3馬身追走から、G前でソラを使ったため1馬身半差遅れてしまったが、5F67秒6〜37秒6〜1F13秒2の時計は、ケイコが目立たない馬とすれば上出来の部類。これで息もちも整うはずで、9分の状態だった前走より上積みは十分に期待できる。力とスピードが求められる新潟ダートはピッタリの条件。左回りも大歓迎。これで初のGIII制覇のお膳立ては揃った。

◆土曜新潟9R・ダリア賞(OP)
・デスティニーラブ
 前走後、10日後には調教を再開。1週前はウッドチップで69秒2〜39秒7、ごくごく軽く流して来た感じだったが、それでもこの時計を楽々とマーク。430キロ台の小柄な牝馬だが、パンパンに張った馬体は数字以上に大きく見せ、暑さや輸送の疲れは全く見せていない。インで仕掛け遅れになり、クビ差届かなかった新馬の勝ち馬は、函館2歳Sの3着馬。余裕を持って差し切った前走の圧勝は当然の結果。順調に使われている強みも2歳戦では大きく、一気に連勝を決める。

・ユールドゥー
 1週前追いは未出走馬シンボリプロストを2馬身ほど追走する形から、素軽さ満点の動きで併入。デビュー前から動きの良さが目立っていた馬だが、叩いた効果で更に雰囲気が良くなっている。福島では1200メートルと1800メートルの選択しかないということで1200メートルを使ったが、前半の行きっぷりは、明らかに距離不足の印象。1400メートルならレースぶりが変わってくるはずで、相手が強化しても、好勝負できるはずだ。

◆土曜新潟10R・信濃川特別(1000万下)
・レオプログレス
 相変わらず、稽古ではうるさい(難しい)面を見せているが、実戦に行けばしっかりと走る馬。ただし、早めにハナに立つようだと目標を失って気を抜いてしまうので、ゴール直前まで我慢をする乗り方がベストといえる。ここは4月以来の競馬となるが、7月上旬にトレセンに戻ってからは、毎週のように併せ馬を消化。動きに重さはまったくない。距離は長ければ長い方が良いタイプだが、新潟の2000メートルなら問題なし。いきなり勝ち負けの期待がかかる。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング