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新潟記念、札幌2歳S、小倉2歳Sなど

  • 2013年08月26日(月) 18時00分
【栗東トラックマン情報】
◆日曜新潟11R・新潟記念(GIII)
・エクスペディション
「前走(小倉記念6着)は状態が良かったのでこれならと思っていたところ、雨で馬場が悪くなってしまいました。やはり、パンパンの良馬場がいいタイプですね。レース後は特にダメージもなく順調に調整できているし、この時期は合う馬で体調もいい。あとはとにかく良馬場でやりたいですね」(石坂調教師)

・カルドブレッサ
「前走(日本海S1着)は休み明けでしたし、まだ良化途上でもありましたが、力の違いを見せてくれましたね。レース後は短期放牧に出してここを目標に帰厩。一度使っての上積みは十分感じられる状態です。左回りは合いますし、元々重賞でもと思っている馬ですから、ここでも楽しみにしています」(高島調教助手)

・トレイルブレイザー
「前走(七夕賞2着)は、まだ本調子ではなかったことを考えるとよく頑張ってくれました。地力の高さを見せてくれましたね。レース後も順調に調整できていて、気配は確実に上向いていますね。レースが上手で自在に動けるタイプですし、前走からマイナスになるところがないので期待しています」(池江調教師)

・ニューダイナスティ
「前走(関ヶ原S1着)は自分のリズムでレースを運べたし、いい競馬でしたね。レース後は短期放牧に出してリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩。引き続き状態は良さそうです。条件戦とはいえ昨年新潟で強い勝ち方をしているように、コースも合いそうだし、左回りもいいので楽しみです」(石坂調教師)

・ファタモルガーナ
「前走(七夕賞6着)は、小回りコースということもありますが、道中モタモタしていて前向きさに欠けていたように思います。レースの後はいつもどおり放牧に出してリフレッシュ。ここを目標に帰厩させ、順調に調整できています。追い切りの動きもいつもどおり変わらないし、雰囲気はいいですよ。あてにしづらいところはあるけれど、力のある馬なので期待したいですね」(佐藤調教助手)

◆土曜函館11R・札幌2歳S(GIII)
・ピオネロ
「前走(新馬戦1着)は実戦に行って良さが出ましたし、強いレースができました。その後は放牧に出してリフレッシュさせ、ここを目標に函館へ入厩。追うごとに動きもしっかりしてきています。当週は蛯名騎手に跨ってもらって芝コースで追い切る予定。あとはうまく小回りコースをこなしてくれれば」(松永幹調教師)

・レッドリヴェール
「前走(新馬戦1着)はいい勝ち方ができましたね。早くからここを目標にして、早めに函館競馬場へ入厩させて環境に慣れさせていますし、順調に調整できています。精神面の落ち着きもありますし、1週前追い切りの動きも上々でした。今の雰囲気でレースに臨めれば楽しみです」(須貝調教師)

◆日曜小倉11R・小倉2歳S(GIII)
・ウインスプラッシュ
「前走(中京2歳S2着)は勝った馬が強かったけれど、この馬もいいセンスを見せてくれたし、悲観する内容ではありません。レース後は短期放牧を挟んでここを目標に帰厩。順調に調整できています。ここでもセンスの良さを活かしてもらいたいですね」(加用調教師)

・ベルカント
「前走(新馬戦1着)はやや立ち遅れ気味のスタートでしたが、そのあとは無理なくスピードに乗って強い勝ち方でした。レース後も順調に調整できていますし、使った上積みもありますね。1週前にしっかりとやっているので、輸送がある当週はサッとやれば十分。レースが楽しみです」(角田調教師)

・ホウライアキコ
「前走(新馬戦1着)はすんなりと二の脚がついて逃げる形になりましたが、それでも最後は余力十分でしたし、時計もレコードでしたからね。いいスピードがあるしたいしたものだと思います。レース後も順調に調整できていて引き続きいい状態。重賞になってどれだけやれるか楽しみです」(南井調教師)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜新潟11R・新潟記念(GIII)
・アカンサス
 昨秋のアイルランドT勝ち後、8、8、7、8、11、9、12着。GIあり、GIIIあり、距離も1600〜2200M戦と幅広く使ってたが、一瞬の決め手勝負となる1600M戦より、長く良い脚を使うタイプで2000M前後が距離ベスト。それだけに今回は適距離・ハンデも恵量・末脚を生かせる外回りコースと、条件面は最近の戦いの中で一番適していることは確か。中間の調教は15日に長めから、そして22日の1週前追いが5Fをいずれも素軽さ十分の内容。特に22日は5F69秒4〜3F39秒6〜1F12秒6と抑え気味だったが、馬場の大外を回って迫力十分の脚どりで駆け抜けた。少し減り気味だった馬体も、今回はフックラと見せ、久々に体調面が上向いてきている。新潟は初挑戦となるが、脚質的にはむしろ歓迎のコース。前半を折り合いに専念し、残り400の瞬発力比べで直一気。

・コスモネモシン
 理想体重に戻っていた前走の函館戦(クイーンS)だったが、前半折り合いを欠いて失速。もともと気性が難しく、乗り方に注文がつくタイプだが、この馬は先行してはダメ。後方でなだめながら、ラストの切れ味勝負に持ち込む騎乗がベストだろう。函館から美浦トレセンに戻ってからは、連日元気に角馬場で乗られており、遠征疲れも見られずに元気一杯。夏場に強い牝馬らしく、たっぷりと汗をかいて、身のこなしは確実に軽くなっている。(1週前の木曜には74秒5〜59秒9〜47秒6〜36秒0=強めに)過去には重賞で勝ち負けしていた実力の持ち主で、GIIIのハンデ戦なら牡馬相手でも十分に通用するはず。人気薄の一発に期待したい。

◆土曜函館11R・札幌2歳S(GIII)
・ハイアーレート
 1週前追いが格下とはいえ稽古駆けのメドウヒルズを追走。終い重点とはいえ、1F11秒6をマークして力強い伸び脚。デビュー前から動きが目立っていた馬だが、叩いた効果で更に良化している。初戦とはいえパドックで馬っ気を出すなど若さが残り、レースも荒削りだったが、それでも捻じ伏せたあたりがポテンシャルの高さ。全面的な信頼は『?』だが、まともに走れば力は通用する。

◆土曜新潟10R・弥彦特別(1000万下)
・レイカーラ
 2ヶ月開いて昇級戦の前走パールS。後方から直線を向いて外へ持ち出すのに手間取って追い出すタイミングが遅れた。最後で鋭く伸びたものの脚を余した形で5着。今回は3ヶ月半ぶりの出走になるが、急ピッチで調教を消化し、1週前の追い切りは余裕の手応えで5F68秒2〜上がり37秒9を計時。休養した甲斐あって馬体に幅が出て成長。全身を大きく使った柔軟な走りも迫力。長くいい脚を使い新潟外回りはベスト。1000万への降級なら緒戦から負けられない。

◆土曜新潟11R・長岡S(1600万下)
・ウインクリアビュー
 大逃げを打った馬が2着に残った前走だが、これを最後方から外に持ち出し、豪快な追い込みを決めての圧勝劇。近走はなかなかスムーズな競馬が出来ず、惜しいレースが続いていたが、今までの鬱憤を晴らすような強さを見せつけてきた。1週前はウッドチップを68秒0-38秒1、直線軽く気合いをつけると好反応を見せ、グイッと加速。単走でも集中力を切らさず、最後まで鋭さ満点の走りだった。福島1800の前走よりも、外回りコースの新潟1600に変わるのは、間違いなく条件好転。状態の良さは折り紙つき、昇級戦でも勝ち負けの競馬になる。

◆日曜新潟10R・麒麟山特別(1000万下)
・スズカヴィグラス
 前々走は道中落鉄の不利。そして前走は、除外がらみで仕方なく函館に移動してのレース。正攻法で臨んだものの、他馬とは「器用さ」の差がモロに出てしまい、結果を出せなかった。その後は美浦トレセンに戻って、新潟最終週を目標に入念な乗り込み。この馬の場合は、過去に結果を出しているとはいえ、本質的に右回りは不得手。得意の左回りに戻れば、大きく変わって当然だろう。準オープンでも上位を狙えるポテンシャルの高さがあり、1000万条件では明らかに能力上位。ここで決める。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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