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北九州記念制覇の夜、旅行に出かけた太が休日を満喫!

  • 2013年09月03日(火) 18時00分
今年初の重賞制覇となった北九州記念の夜は、ひとりで祝杯を上げたとか。いったいなぜ!? 厩舎スタッフが増えたことで、火曜日もお休みになったという小牧騎手。どうやら最近は、今まで以上に休日を満喫しているようです。今回は、誰よりもエネルギッシュな45歳、小牧騎手の休日に迫ります。
(取材・文/不破由妃子)

■イタリアンレストランで、ひとりワインを…

──北九州記念を勝った夜は、どう過ごされていたんですか?

小牧 あの週末は、韓国に行ってたんですわ。

──あ、そうだったんですね。では、競馬が終わってからそのまま飛行機に?

小牧 いや、その日は便がなくて、とりあえず福岡から関西空港に移動したんです。4時48分の新幹線に乗らないと飛行機に間に合わないから、最終レースが終わったあと、もう大慌てで移動して、6時15分の飛行機に飛び乗って。で、その日は関西空港にくっついている日航(ホテル日航関西空港)にひとりで泊まったんですわ。

──重賞を勝った夜なのに、おひとりだったとは。

小牧 逆にのんびり過ごせてよかったよ。ひとりでイタリアンのお店に入って、ワインで祝杯を上げましたわ。ステーキの上にフォアグラが乗ってる料理をつまみながら、もうホントにのんびりと。なんか、改めてその光景を思い出すと、恥ずかしいね(笑)。

──ワイングラスを持って遠い目をしている、渋い小牧さんが浮かびます(笑)。

小牧 アハハ(笑)。

──ところで、なぜまた韓国に?

韓国へゴルフに行っていた

韓国までゴルフに行っていた

小牧 ゴルフをしに行ったんです。前々からゴルフ仲間に「済州島に行きませんか?」って声を掛けてたんですわ。

──記者さんとか、いつものゴルフ仲間の方たちと行かれたんですね。済州島というとカジノが真っ先に思い浮かびますが、カジノはやりましたか?

小牧 いや、やらんかった。目的はゴルフやったし、なんせ1泊2日の強行軍やったからね。着いた日にさっそくゴルフをして、そのあと海鮮鍋を食べに行って、カラオケに行って…。次の日も朝早くからゴルフをして、それからガイドさんに「城邑民俗マウル」っていうところに連れて行ってもらってね。かやぶき屋根みたいな古い家がたくさんある村で、観光地なんやけど、実際に人も住んでんねん。

──岐阜の白川郷のような…。

小牧 いや、もっと普通に生活してんねん。そこを僕らみたいな観光客が見て回るんやけど、なんか不思議な感じがしたわ。1泊2日でいろいろ食べ物も食べたけど、やっぱり日本の食事が一番美味しいね。

──念願の韓国でのゴルフはいかかでしたか?

小牧 ゴルフ場はすごく良かったよ。でも成績は最悪やった。ひとり負けや。だから、ものすごいストレス溜まったわ。函館競馬場の洋芝みたいなしっかりした芝で、それが僕の適性に合わんかったんかな。まぁ、ざっくり引っ掛かったわ(笑)。でもまぁ、競馬でいいことがあった後だから、今回は負けてもいいかな、なんて、妙に寛大な気持ちになったりして(笑)。

──重賞勝ちの影響がそんなところにも(笑)。そういえば、火曜日はもう調教に出る必要がなくなったんですよね? だから、強行軍とはいえ、旅行なども行けるようになったと。

小牧 そうそう、橋口厩舎にスタッフが増えたからね。あっちこっち出かけて、本当に有意義に過ごしてますわ。金曜日から火曜日まで、家に帰らへんもんね(笑)。火曜日が休みだと、本当に休んだ気になるわ。先々週は、小倉に家族を呼んでね。競馬が終わってから合流して、門司港や下関あたりをのんびり回りましたわ。いやぁ、食ったね。食い倒れ旅行やったわ(笑)。

──充実されているようで何よりですが、ファンの方からは、相変わらず体重を心配する声が届いてますよ。まぁ、食い倒れ旅行に行かれているくらいですから、大丈夫だとは思いますが。

旅行のあと体重が56キロを超えた

旅行のあと体重が56キロを超えた

小牧 いや、苦しんでるねぇ(笑)。ホント、重たいです。でも、週末ハードに動いたからか、今日は思ったより軽かったですわ。さすがに食い倒れ旅行のあとは、久しぶりに56キロを超えたけど。

──それはちょっと厳しい数字ですね。

小牧 キツかったわぁ。でも、そのときも朝の調教とゴルフとサウナで、1日で4キロ以上落としたけどね。まぁ、今のところ落ちるから大丈夫です。

──しかし、遊びも減量も小牧さんの生活はハードですね。

小牧 ホンマやね。元気いいわ、僕(笑)。でも、それだけ動き回っていても太るんやもんねぇ。自分ではそんなつもりはないんやけど、周りに言わせると、やっぱりタバコを止めてからよう食うてるらしいわ(笑)。今は競馬のときも、前より1キロ重たいね。でもまぁ、まだ53キロに乗れるから大丈夫やで。

【次回の太論は?】
「関屋記念では、なぜシャイニーホークに乗らなかったんですか?」「天皇賞(秋)ではクラレントに乗ってほしい!」など、ユーザーからの騎乗馬に関する質問や要望(?)に、小牧騎手が本音で答えます!
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太論 / 小牧太
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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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