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【特別インタビュー】復活「騎手・柴田未崎」(3)―師匠が語る「柴田未崎」と同期からのエール

  • 2014年02月19日(水) 18時00分
■斎藤誠調教師(師匠)『前例のないことに挑むということ』

柴田未崎騎手

 騎手として復帰してからも、引きつづき、うちの厩舎に所属してもらいます。いきなりは切れないですよね(笑)。そこまで鬼にはなれません(笑)。

 これから先は大変でしょうね。90年代に外国人騎手が短期免許で来日するようになってから厳しくなったと言われていますが、今はその比ではない。ですから、楽しみよりも、心配のほうが先に立ってしまいますね。

 やっぱり、大知の影響があると思います。ただ、大知の復活は、きわめて稀な例ですよね。大知はくだけたところがあるんですけど、未崎はバカがつくぐらいマジメなんです。ひとつひとつ確認しながらやるので仕事は遅いけど、確実にやってくれる。彼は一昨年調教師試験を受けていたのですが、調教師にも向いていると思いますよ。

 焦らず、自然体でやればいいんじゃないですか。今度は納得が行くまで。自分の人生なんだから。昔は出戻る騎手がいたみたいですけど、最近ではこういうケースはないでしょう。第一号で、「前例がない」ということをいい意味で生かしてほしい。前例がないのだから、どんなやり方で、どんな結果を出してもいいんですよ。

 こんなふうにモチベーションを上げて、再チャレンジするだけでも偉いと思います。何度でも挑戦できるんだということを、身をもって見せて、たくさんの人を勇気づけてほしい。

 所属ジョッキーを雇い入れた調教師として、応援していきます。

柴田未崎騎手



■細江純子さん(同期)『チャレンジする姿に感心しました』

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