欧州血統が活きる舞台
エリザベス女王杯もディープインパクト産駒は複勝率43%。回収率144%。3頭の産駒が馬券になっています。
ただし、当レースで人気より走って馬券になったラキシスとピクシープリンセスはクラシックでは馬券になれなかった(出走もできなかった)馬。
エリザベス女王杯は芝2200mで行われる古馬混合の牝馬限定戦。クラシックには間に合わなかった馬、クラシックディスタンスには適性が合わない馬の賞金補填に作られた…まで考えられたのかは知りませんが、結果的にはそういう馬が馬券になるレース。ディープ産駒もエリ女のレース構造に合ったタイプが走っています。
今年のディープ産駒ではキャトルフィーユがしっくりきます。この配合は、妹も含めクラシックとはズレた所で高い能力を発揮するタイプのよう(個人的には母馬を相当買ってるんですが)。
ダイワメジャーからはグレイスフラワーを。同馬と同配合(全弟)のロジテーストには、先日ずいぶん高い授業料を支払いました。
ロジテーストが出走した11月1日の最終レースは東京芝1400m。このコースはダイワメジャーを買うだけでも簡単に儲かってしまうことが度々あります。
11月1日の最終レースも13人気のダイワメジャー産駒が2着。3着もダイワメジャー産駒。3連単は39万馬券。勝負レースに指定して対抗、3番手、4番手の順にゴールしましたが…本命がロジテーストだったのです。
後で調べてわかりましたが、ダイワメジャー×サドラーズウェルズ系の配合馬は芝1500m以下で一度も連対したことがありません。一方、芝2000m以上では4勝。距離が延びるほど成績を上げます。
この傾向は通常のダイワメジャー産駒とは真逆の傾向。つまりダイワメジャーはサドラー系と配合した場合は、母父の特徴が強く出る模様。
この傾向は東京芝1400mでは大幅なマイナス要素。しかし、エリザネス女王杯ならば強調材料。スノーフェアリーが連覇したように欧州血統が活きる舞台ですから。
エリザベス女王杯の4ライン小系統(父、母父、父母父、母母父)回収率が過去5年で最も優秀なのはヌレイエフの血(複数の馬券対象馬を出した系統で最も回収率が優秀)。
ブエナビスタが3着に敗れた2009年の当レースの勝ち馬クィーンスプマンテ、2着のテイエムプリキュアはいずれもヌレイエフの血を持つ馬。
古くは当レースで悲願の初G1制覇を成し遂げたトゥザヴィクトリーも母父ヌレイエフ。
そのトゥザヴィクトリーと父と母父が同じ配合なのがゴールドアリュール。フーラブライドの父親です。(ヴィルシーナもヌーヴォレコルトもヌレイエフを持っていますが…)。
さて、最後にクイズです。
これは、とある騎手の過去20年間のG1距離別成績と、2012年以降の芝距離別成績です。
G1は2200mの成績が飛び抜けて優秀です。偶然か? と思い平場も調べたら、またしても2200mが優秀でした
いったい、この騎手誰でしょう?
正解は亀谷敬正のホームページで。(これがそのまま馬券の正解なら100万円でも教えませんが、そんなわけないので(笑)無料です)
日曜はいっつも当たらないので、少しはマシな土曜も一言。土曜は京都芝1600m重賞(デイリー杯)があります。今年の京都芝1600mで行われた重賞は4戦あり、ディープ産駒が4戦全勝。
ここはディープ産駒がいないので、同配合の兄貴の子供(タガノエスプレッソ)を買う。なんて安直すぎるでしょうか。