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キングマンボのツラ目は続くか

  • 2015年01月16日(金) 18時00分


◆京成杯の枠順に当てはめてみると…

 父キングマンボ系は、重賞で内枠を引いた時の期待値が異常に高いです。

 2010年以降芝重賞にて、1-7番ゲートを引いたキングマンボ系は勝率10%。複勝率30%。単勝回収率198%。複勝回収率120%。

 一方8番ゲートより外の馬は勝率7%。複勝率20%。単勝、複勝ともに回収率は63%。ただし、前走上がり最速だった馬は、単勝、複勝ともに単、複プラスと優秀な成績。「7番より内のキングマンボ系は買い」を機械的にやるのはお薦めできても「8番より外は消し」と単純に使うのは危険なのでご注意を。

 さて、こんなデータを出したのは、先週も、先々週も書きましたように、今年の中山芝重賞はキングマンボ系、特に内を引いた馬が絶好調だから。

 今年の中山芝重賞は、7番より内を引いたキングマンボ系の馬が4頭出走して3頭が馬券に。先々週はラブリーデイが金杯を優勝。そして今週はノットフォーマルがフェアリーSを優勝。

 こう書くと「後付けで出してるデータなんだろう」と文句を言われたりするんですが…一応、該当馬で馬券になった3頭は、ホームページで公開している予想でもすべて◎○にしています。

 今年だけ走ったから思いついたデータでないのは、過去のデータを詳細に公開すればするほど証明できるんですけどね(だから高い評価を出している)…興味のある方は調べてみてください。調べるのは面倒だけど、調べた結果だけ知りたい方は亀谷ホームページをご参照ください(笑)。

 さて、ここまでは平日にサラリと書いておいた原稿。今週末の京成杯に当てはめてみると、なんと、父キングマンボ系で7番より内の馬が3頭も! (ブライトバローズ、ダノンリバティ、クルーガー)しかも、どの馬も条件戦ですら勝てないのに重賞で馬券になれるんでしょうか? キングマンボ系唯一の2勝馬、タケルラムセスが7番とはひとつ横の8番というのも悩ましいところ。

「つら目に乗れなきゃ大勝なし」という格言に乗っ取り、強く信じてみましょうか。なお、亀谷ホームページではキングマンボ系を含めた全出走馬の系統も無料で閲覧できます。

<お知らせ>
1月29日netkeiba.com出馬表・血統ページのリニューアルに伴い、亀谷敬正氏による「血統・系統のカラーリング」は廃止となります。
なお、亀谷氏による「血統・系統のカラーリング」対応の出馬表は亀谷敬正ホームページ(http://k-beam.com/)にて引き続き無料閲覧できます。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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