◆最終的にはエーピーインディを信じるのか、デピュティミニスターを信じるのか
今でも最も印象に残っているのが2009年のフェブラリーS。エスポワールシチー、カネヒキリも出走した豪華メンバーで勝ち時計は当時のレコードタイム。
豪華メンバーの中、優勝したのはサクセスブロッケン。2着のカジノドライヴ、3着カネヒキリはすべて母系にデピュティミニスターの血を持つ馬。「東京ダート1600m最強馬にデピュティミニスターの血は欠かせない」そう確信したレースでした。ちなみに、東京ダート1600mでイーグルカフェ(ダートGI勝ち馬 )に9馬身差の圧倒の圧勝を演じたクロフネもデピュティミニスター系です。
ところがその後、母系にデピュティミニスターの血を持つ馬が東京ダート1600mG1に出走したのは3回のみ。そのうち2回本命(マチカネニホンバレ、ボレアス)にしましたが、いずれも馬券圏外に。
何でも血統で決まると信じ過ぎるボクのセンスが無いだけで、デピュティミニスターの血が悪いわけではありません。キンカメが爆発するのを事前に読み切っているのにもかかわらず、たいして儲けられないのと同じ理由でしょう。
しかし、今年こそは、デピュティミニスターの血の威力を改めて証明してくれないものでしょうか。ローマンレジェンドは母父がデピュティミニスター系(ヴァイスリージェント系)のオーサムアゲイン。父が芝のG1馬で母系にデピュティミニスターの血を持つのはサクセスブロッケンと同じ。管理する厩舎(藤原英)も同じです。なぜ、今までこのレースに出られなかったのかが不思議なぐらいです。
デピュティミニスターと双璧をなすといっていいぐらい、当レース、当コースに強いのがエーピーインディ系。数年前から当コラムをお読みいただいている方々には、その威力は十分に実感された方も多いのではないでしょうか。(センスのないボクですら、この血にはずいぶんお世話になっていますので)
フェブラリーSでは、テスタマッタ、そして(勝手に認定した)伝説の2009年のフェブラリーSで2着に走ったカジノドライヴも父がエーピーインディ系です。サクセスブロッケンの父、シンボリクリスエスも母父は同系(シアトルスルー系)です。
今年の出走予定馬で父系がエーピーインディ系はインカンテーションとベストウォーリア。ベストウォーリアは昨年は死のローテ。今年は外枠を引けば昨年よりも大幅にパフォーマンスを上げる可能性も。
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