◆「ところでディープ産駒はどうなんだろう?」と調べたら、桜花賞よりもすばらしい成績の忘れな草賞
「桜花賞はディープインパクト産駒が4連覇中」
「桜花賞は母父大系統ノーザンダンサー系が6連覇中」
といったコラムを、今年も何度も書き続けるのも飽きてきたので、忘れな草賞の傾向を眺めていました。「今年はハービンジャーのレースかな」これが第一印象(そういう印象は意外と当たるんです)。そして「ところでディープ産駒はどうなんだろう?」と調べたら、桜花賞よりもすばらしい成績。
忘れな草賞は、ディープインパクト産駒が5頭出走して4頭が馬券に。唯一馬券になれなかったリトルダーリンも9人気で4着。馬券になった4頭のうち2頭は7人気以下の人気薄。「桜花賞よりも、忘れな草賞でディープインパクト産駒に注目すべきなのでは?」とすら思わせる成績です。
忘れな草賞と桜花賞は同じ日に行われます。そしてどちらもディープ産駒に相性の良いレース。「今年の忘れな草賞でディープ産駒が全滅したら桜花賞のディープ産駒は疑ってかかるべき」「忘れな草賞でディープが上位を占めたら、桜花賞もディープ産駒から」という作戦も有効かもしれません。
言うまでもないことですが、忘れな草賞でディープが走れば、今年の馬場もディープ向きだとわかります。逆にディープが走って当然のレース(忘れな草賞)にもかかわらず、ディープ産駒が揃って走らなかった場合、例年ほどディープ産駒には合わない馬場の可能性も高いからです。
今年の忘れな草賞にエントリーしたのは、スズカマドンナ、タッチングスピーチ、ミッキークイーン、ローデットの4頭。タッチングスピーチは2走前に今回と同コースで勝利。その当時も前走1600mからの出走。
なお、ミッキークイーン、ローデットは桜花賞にも登録していますが、どちらかが抽選で漏れて忘れな草賞に出走する可能性もあります。
個人的には、ミッキークイーンは桜花賞に出れば買いたいですし、ローデットは忘れな草賞に出れば買いたい馬。このレースで勝手に注目しているハービンジャー産駒からは、カゼルタが最も買いたい馬。
そうそう、マンハッタンカフェ産駒のアースライズも、桜花賞の抽選対象でした。桜花賞に出れば、過去実績は上位の馬。忘れな草賞に回ってくれば、上位人気を占めそうなマンハッタンカフェ産駒の行方を占う馬になりそうです。
終わってみれば、忘れな草賞もノーザンファーム生産馬による残念桜花賞になりそうな予感もしますね。