すんなり先行態勢に持ち込める
8月1日の「開設50周年記念」に出走していた馬が過半数の6頭も含まれている。ただし、その6頭、当時はすべて4着以下で、勝ち負けに関与した馬はいない。
そうなると当然、別のローテーション組が人気を集めることになり、その別路線組にはこのクラスに長くとどまっているわけではない3歳馬と、4歳馬が含まれる。
だが、一筋縄ではいかない1600万クラス。人気が片寄るところが落とし穴に直結する危険もある。あえて、開設記念凡走の
セキショウをもう一回狙いたい。
展開やペースうんぬんではなく、自分のリズムの先行でないと大敗することが目立つこの馬、昨年の新潟でも「2、11、3」着であり、格上がりで苦しいかと思えばしぶとく粘り込むなど、前回の成績はほとんど関係ない。
今回は、外回りの2000mから、内回りの2200mに変わること。気分しだいのところが強いので、初ブリンカーだった昨秋1着。凡走続きなのでブリンカーを外した3走前があと一歩の微差3着。今度はまたブリンカーを装着し、テン乗りになる積極姿勢のM.デムーロ騎手を配してきた。このクラスで入着していれば…という姿勢ではない。
まだ5歳の夏、タフな平坦巧者シヤダイマイン、ダイナシュートの一族でありオープンに復活の希望を持っている。
もともと夏に良績が集中するくらいだから、ここ2戦は11着、12着でも動きそのものは少しも悪くない。馬体作りなど絶好調時に遜色ないと思える。先手を主張するなら、単騎逃げ、あるいはすんなり先行態勢に持ち込めるのは見えている。1800m-2000mに良績が集中するから、内回りの2200mは十分に守備範囲だろう。
M.デムーロの騎乗で先に行くとなるとノーマークはありえないが、もともと前回のようにあまりスローに落とすと良くない馬であり、抵抗する気配もなくあっさり失速の前回とは一変の粘り腰に期待したい。上昇
ショウナンバッハ、春とは一変の成長がありえる
アダムスブリッジ、
エーシングングンが相手の本線。