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乗り味抜群クリノスターオー なぜ成績が安定しないのか/トレセン発秘話

  • 2015年11月06日(金) 18時00分


◆「この馬は休養明けが一番走るんです」

 馬っぷりの良さ、気性面の激しさなどは外から見ているだけでも分かるが、取材している人間にとって永遠に分かり得ないのが“乗り味”である。馬にまたがった時のクッション性能とでもいうべきか。乗り味がいいかどうかは、走る馬のひとつの指標として用いられることが多いのだが、馬に乗らなければ分かるわけもなく、もっぱらその良しあしは騎乗者の感触に頼るしかない。

 みやこSに出走するクリノスターオーはこの乗り味がめちゃくちゃいいのだという。

「これだけ乗り味がいい馬はなかなかいませんよ。今回、担当者が持ち替わりになるんですけど、新しい担当者が初めてまたがった時に“この乗り味は反則や”って驚いたぐらい。これだけ乗り味がいいっていうことはGIを勝つ馬はどれだけ乗り味がいいのか、というぐらい乗り味がすごくいいんです」(矢野助手)

 それだけ背中がいい馬がなぜ、成績が安定しないのか。その答えは爪にあるのだという。

「蹄踵が低いから走るごとにそこが削れていってしまうんです。前走(エルムS4着)にしてもレース後に血が出ていたぐらいですから。たぶん、競馬をやめてしまったりすることがあるのも、そこを痛がっているからなんだと思います。だから、この馬は休養明けが一番走るんです」

 この中間は最近の中では爪の状態が一番いいのだとか。なおかつ、消耗していない休養明け。高性能のポテンシャルをフルに発揮するには絶好機といえる。ホッコータルマエの主戦でもある幸が「ライバルになり得る馬」として常々高く評価しているこのクリノスターオーが、みやこSで快走を見せてくれそうだ。
 (栗東の坂路野郎・高岡功)

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