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中山芝で注目のロベルトとステイゴールド

  • 2016年01月20日(水) 18時00分


◆先週までの流れを重視すれば、ステイゴールドとロベルト系に注目せずにはいられません

 京成杯を優勝したプロフェットの父はハービンジャー。そして管理するのは池江調教師。昨年のベルーフに続き、池江調教師が管理するハービンジャー産駒が優勝。

 プロフェットの母父タニノギムレットはロベルト系種牡馬。昨年末のターコイズSを優勝したシングウィズジョイは母父ロベルト系。有馬記念を優勝したゴールドアクターは父がロベルト系。金杯の勝ち馬ヤマカツエースは母父ロベルト系。フェアリーSを優勝したビービーバーレルは母父ロベルト系。4週連続で中山芝重賞は父か母父ロベルト系の馬が優勝しています。

 また、京成杯の後に中山芝2200mで行われた最終レースはステイゴールド産駒が1〜3着を独占して3連単は65万馬券。

 今週末のAJCCも中山芝2200m。先週までの流れを重視すれば、ステイゴールドとロベルト系に注目せずにはいられません。

 特別登録をしている馬のなかでは、父か母父ロベルト系はアップルジャック、サトノラーゼン、スーパームーン、マイネルフロスト。ステイゴールド産駒はショウナンバッハ、マイネルメダリスト。(見落としがあるかもしれませんので、亀谷ホームページで無料掲載している血統、系統の出馬表もご参照ください)

 と、重賞を振り返ったものの、先週の予想は中京芝しか当たりませんでした。

 土曜の中京10レース庄内川特別は対抗のダノンブライトが1着。8番手評価のシャイニーサンが2着。本命のアレスバローズはなんとか3着。3連単は63万馬券。

 2着のシャイニーサンと3着アレスバローズに共通するのは、トニービンの血とリファールの血を持っていたこと。トニービンとリファールは欧州由来の血統でタメて末脚を伸ばすのが得意な血統。

 先週の中京芝は末脚が伸びることに加え、欧州的な馬力が要求される馬場。そのような馬場では欧州系で末脚を伸ばすことを得意とする血統馬が走りやすくなります。

 16人気で2着のシャイニーサンは、今回が中央再転入。以前中央にいた時の最高着順は、今回と同じ芝1400m戦での4着。当時も前走はダート。中央再転入の馬は、過去戦歴での最高着順を出した時の戦歴を見るのは結構参考になります。

 なお、ローカル芝1400m以下の500万条件で「前走地方」の馬は2014年が複勝回収率226%。2015年は複勝回収率149%。2014年は60頭出走して5頭が馬券に。2015年は54頭出走して4頭が馬券に。今年もあと2頭ぐらいは大穴を出してくれるのではないでしょうか。狙って買うのは難しいですが「年に3回ぐらいのお楽しみ」で「とりあえず流しとく」価値はあるパターンです。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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